S3 Episode

 

タイトル エピソード 見どころ

#1 Repression

「家族崩壊の序章」

 

SVUに大学生のメーガン・ラムジーが父親にレイプされたと訴えに来る。ベンソンが話を聞くとメーガンは子供の頃から父に触られ、12歳のときレイプをされたとのことで、今回は父と喧嘩をしただけで実際にはレイプされていないが、7歳の妹リリーが父にレイプされているかもしれないと強調する。メーガンのレイプはすでに時効だが、リリーがレイプされたという証拠を掴めば父を検挙できるとSVUは捜査に乗り出す。メーガンの父のエヴァン・ラムジーは製薬会社の社長で、妻のレベッカは会社の創設者の娘だった。二人にはメーガンとリリーの他に15歳のジョディという娘がいる。レベッカはメーガンの訴えについて、あの子の作り話だと相手にしない。メーガンは情緒障害を患い、セラピストのDrウォートンの診察を受けていた。
ベンソンはリリーに質問をするが、何も聞き出すことはできなかった。ステーブラーがジョディに質問し、ジョディはエヴァンがリリーを風呂に入れたり、リリーの泣き声がしてエヴァンがリリーのシーツを取り替えたりしたのを見たと話す。
りりーのベッドを調べると児童ポルノの写真や男性の下着が発見される。罪状認否A結果エヴァンには娘たちへの接近禁止命令が出されるが、写真はメーガンが大学のPCでダウンロードしたものだったとわかり、証拠の捏造が明らかになってエヴァンは無罪を言い渡される。
その後エヴァンはオフィスで32口径の銃で撃たれ即死する。銃はエヴァンと意見が合わなかった義父のものだった。だが残っていた指紋が一致しない。
エヴァンが殺された晩、メーガンはエヴァンと連絡を取り、ジョディと一緒にオフィスへ行っていた。だがメーガンの記憶はさだかではなかった。メーガンはウォートンの処方したアミタールのせいで、レイプされたと信じ込んでいたのだ。
大陪審でジョディは自分が父を撃ったと証言する。ジョディはエヴァンの姿を見て興奮したメーガンを守ろうとしたとき銃が暴発したのだった。
S3からDr.ファンがレギュラーに加わりますが、まだクレジットはゲスト扱いになっています。今回もリリーから話を聞きだすために一緒に遊び、緊張をほぐす手立てをとっている姿が見られました。
レベッカは虚像記憶症候群にかかっており、ときどき記憶が曖昧になってしまいます。セラピストは失われた記憶を呼び戻すためにスナップ写真などを用いて患者を集中させる手法をとるのですが、Drウォートンは自白剤であるアミタールをメーガンに服用させ、メーガンにレイプされたという妄想を信じ込ませます。実際に検査の結果、メーガンはレイプされていませんでした。しかしレベッカは夫が娘をレイプしたと信じて夫を突き放し、妹は姉を守るために父の制裁に手を貸してしまいます。エヴァンにやましい部分はなかったのに、妻や娘に誤解され命を落とすとはあまりにも不運な結末でした。罰せられるべき人物はDrウォートンですが、誤解が元で夫を失ったレベッカの後悔の嘆きが辛すぎました。
レベッカ役にはAliasでエミリー・スローンを演じていたAmy Irving、Drウォートン役にはDesperate Housewivesでブリーの姑のフィリスを演じていたShirley Knightが出演。ベテラン女優の演技が光っています。またラボで弾道検査を行っていたスタッフはCSIにときどき顔を出す刑事キャバリエ役のJose Zunigaでした。

#2 Wrath

「つくられた犯罪者」

 

FBIが管理する死体研究施設の敷地内で、3人の遺体が放置されていた。3人は塩化カリウムと鎮痛剤を使って殺されていた。一人はピーター・コデール、娘がレイプされて殺され、ピーターは容疑者として挙げられたが証拠不十分で無罪となったクローセンを追っていた。もう一人はクレイトン・デリックスという10歳の少年で父親に虐待されて施設に入るが、そこでもレイプされて里子に出されていた。クレイトンは施設時代の友人に「PCが当たったというはがきが来た。」と言って金を借り、タクシーに乗ったことがわかた。残る一人はカルメラ・バレンティス。3年前にギャングにレイプされたが立ち直っていた。彼女もPC当選はがきをもらっており、ピーターのところにも届いていた。3人には他に共通点はなかったが、3人ともかつての事件でベンソンが担当し、未だにベンソンが気遣い、連絡を取っていた。クレイトンが乗ったタクシーの行き先はアビリオ社となっており、裏側から見るとオリビアになる。犯人はベンソンを恨んでいる 者と考えられた。
クレイトンの父ブルースが飲酒運転で逮捕される。ブルースはクレイトンに会えなかったのはベンソンのせいだとベンソンを恨んでいた。他にもベンソンを恨む者がリストアップされ、その中に花屋で働くエリック・プ゚ラマーの別れた妻がいた。エリックはレイプの罪で7年服役していたが無罪だと主張していた。
深夜ベンソンの家に、アビリオ社の段ボールに詰められたブルースの遺体が送りつけられる。ブルースの保釈金を払ったのはオリバー・ベンソンと名乗る男性だった。
ベンソンが事情聴取に来た後、エリックの元妻がベースライン医療ラボに長時間電話している事がわかった。ラボでは塩化カリウム等殺人に必要な薬を入手することが出来る。ベンソンがエリックの写真を見せると彼はそこで働いていた。
SVUで事情聴取を受けるエリックは、ベンソンに協力して有罪になったことの恨みを述べる。だがまだ彼を殺人犯だとする決め手がなく、令状を取ることもできなかった。
アレックスはエリックが収監されていたときの同房者から、エリックの殺人計画について情報を得る。一方休暇申請を出したベンソンは単独でエリックを追い、人質を取ったエリックに銃を突きつける。ベンソンはエリックを撃つが、エリックの銃は空砲だった。
SVUに長年関わっていると、様々な人と出会うことになります。容疑者を逮捕した後、裁判で有罪になる事を見届けたり、レイプの被害者のアフターケアを行ったり、その都度相手に恨まれたり感謝されたりします。
ベンソンに無実の罪を着せられたエリックは、7年間の刑期を務めます。その間辛い目に遭い、エリックはベンソンへの復讐を計画します。計画の狙いはベンソンが気遣っている人たちを不幸に落としいれ、ベンソンを苦しめることでした。エリックはベンソンが今も交流している人たちを狙って殺し、ベンソンに警告します。
FBIのフランクリンは、遺体が発見されたのがFBIの管轄区なので捜査を譲るように要請してきますが、ベンソンは自分が担当する事を主張。ターゲットがベンソンだとわかるとステーブラーは彼女を心配しますが、ベンソンは後に引きません。深夜自宅のブザーが鳴り、外へ出てみるとブルースの死体が届けられる不気味な手口にも耐え、ベンソンは捜査を続行します。
ステーブラーはベンソンの身の危険を案じて、ベンソンに内緒でFBIにベンソンの警護を頼みます。ベンソンはマンチたちと飲みに行った後誰かに付けられているのを察し、相手を捕らえようとしたらFBIの捜査官でした。そのときエリックの姿を見たような気がしたベンソンは、ステーブラーのやり口に怒り、ステーブラーの自宅を訪れて、コンビを解消すると宣言します。
エリックが犯人である物的証拠が得られず、かつて有罪を言い渡してしまっているために検察も慎重になり、エリックを捜査する令状を出し渋ります。ベンソンは自分でエリックを捕らえることを決意してクレイゲンに休暇申請を出し、一人でエリックを追います。ベンソンは人質を挟んでエリックと向かい合うと、エリックは苦しみを終わらせたかったと洩らします。だがエリックが銃を置かないためにベンソンが発砲、エリックは倒れます。エリックが自分の持っている銃は空砲だと言ったのは本当でした。
エリック・プ゚ラマーを演じているのはJustin Kirk。「Jack&Jill」のバート役や「Angels in America」のウォルター役で有名ですが、最近は「Weeds」で主人公ナンシーの弟のアンディ役で、ハチャメチャなキャラクターを熱演しています。

#3 Stolen

「幼児誘拐事件の波紋」

スーパーマーケットで母親が乳児をベビーカーに乗せたまま粉ミルクを取りに行っている間に、乳児が姿を消す。エマと名づけられた乳児は生後6週で、母親のミッシェルは産後初めての外出だった。
防犯カメラの映像をチェックすると、乳児を誘拐した人物が映っており、その女はスーツケースを買って用意し、乳児を鎮静剤で眠らせてスーツケースの中に入れ、店の外へ持ち出したと思われた。スーツケースは盗まれたクレジットカードで購入されていたが、容疑者のアリシアは自分も出産したものの死産で、養子の斡旋を行っている弁護士マークに、自分の子供の代わりに盗んだ赤ちゃんを渡したと自供する。SVUがマークの家に行くと、ベビーシッターが3人の乳児の面倒を見ており、そのうちの一人がさらわれたエマだった。
マークの養子斡旋のリストを調べていくと、クレイゲンは1989年6月2日という日付に着目した。この日はジェニファー・タルマッジが殺害され、息子のスティーブンが行方不明になった日だ。クレイゲンは担当刑事の後を引継ぎ、スティーブンの祖父母と会ってきていた。
ジェニファーの大学時代のルームメートの話では、ジェニファーはロブと付き合っていて妊娠したが、ロブと別れその後出産していた。クレイゲンがロブに会うと、スティーブンと同い年の子がいたのでDNA鑑定を依頼する。だが その子はロブと前妻のリンダの子供だった。
ジェニファーの養子斡旋の依頼書のサインは、本人の物ではなかった。マークを追及すると、スティーブンは母親と名乗る女性が連れてきており、ブレイク家に引き取られていた。
ブレイク家ではタイラーという息子が、友人たちと楽しそうに遊んでいた。タイラーの母のエリンはタイラーが養子である事を認める。
養子斡旋の書類が本物でなかったために、タイラーの養子縁組は無効となってしまった。親権は裁判で争われることになる。
ジェニファーがスティーブンを出産した頃、ロブと結婚していたリンダは長男を出産するが、ロブとジェニファーの間に子供がいることを知ってジェニファーに詰めより、ジェニファーを殺してしまう。子供の始末に困ったリンダはジェニファーに成りすましてスティーブンをマークのところへ連れて行ったのだった。
スーパーでの乳児の誘拐事件が養子斡旋の現場につながり、クレイゲンは過去の事件の再捜査に踏み切ります。タルマッジ事件を担当した刑事マックスはクレイゲンの部下でしたがその後殉職し、孫が帰ってくると信じて待っていた祖父母からの捜索願を、クレイゲンが受け取っていました。それも最近途絶えクレイゲンは心配していましたが、祖父母の家へ行くと、スティーブンへのプレゼントが部屋一杯に置かれていま した。
養子斡旋の費用は1組3万ドル、一人の赤ちゃんを3組の夫婦に紹介し、洩れた2組はキャンセルという形になりますが、キャンセル料は戻りません。夫婦は赤ちゃんが欲しいから、警察へ連絡しようとしません。こうして弁護士は斡旋費用で儲けていきます。マックスの抱えていた残りの2組の赤ちゃんは誘拐されたのではなく、依頼を受けていた赤ちゃんでした。
タイラーはブレイク夫妻に大切に育てられ、礼儀正しい子に成長していました。実の祖父母に再会したとき「お願いだから泣かないで。」と気遣う優しさも持ち合わせています。ブレイク夫妻の立派な子育てぶりは高く評価されました。一方ロブはリンダと別れ男手一つで二人の子供を育てており、実の息子の存在を知ったとき、自分が引き取って育てたいと強く願います。家庭裁判所でタイラーの親権を巡る裁判が行われ、Drファンはタイラーにとってはブレイク家で生活を続ける方が幸せだろ うと主張します。だが裁判では実の父親が有利。ロブに親権が認められ、ブレイク家とも交流していくようにという判決が出されます。今まで父母だと思っていた人と引き離されるタイラー が辛そうでした。
エマを失って取り乱すミッシェルを落ち着かせるのがステーブラーの仕事。自分の子育て体験が生かされます。モーリーンが生まれたときは共働き状態で夜勤もあり、帰宅して眠たいのに赤ちゃんの泣き声が邪魔をする。最初の子は手が掛かると語るステーブラーの言葉は、なかなか説得力がありました。

#4 Rooftop

「DNAの価値」

夜屋上で抱き合っている男女をステーブラーとベンソンが尾行。男は性犯罪で逮捕され出所2週間後のレオンだった。相手は14歳の少女ナシーカで、彼女が年齢を偽ったとレオンは主張するが、レオンはHIVポジティブとわかっていてステーブラーは危険性を指摘する。しかしレオンを逮捕する理由はなく、彼を反社会性人格障害で訴えようとSVUは試みる。
するとまた屋上で少女が男に甘い言葉で誘われ、殴られるという事件が起きた。男が言った「ラブマシーン」という言葉に聞き覚えがあったステーブラーは93年のレイプ事件を思い出し、被害者のヴァネッサにレオンの面通しを依頼する。だがヴァネッサも殴られた少女も犯人を特定できなかった。
続いて屋上で少女の焼死体が発見される。被害者のアイーシャは殺されてから火をつけられていた。フィンはかつてこの地区に住んでいて、アイーシャの兄のロドニーはフィンと知り合いだった。
レオンの過去を調査していくうちに、彼が7歳のときに動物に虐待をはじめ、更正を命じられたものの厚生施設に火をつけたとことが明らかになる。レオンの母は息子をかばい、警察を恐れていたと話す。レオンの姿がないので、ステーブラーとフィンが屋上に上ると、ドラッグを打ったレオンはそのまま死亡していた。レオンの母はステーブラーを責める。
レオンの死の直後、また少女が殺される。ハーレムに住むティナは屋上でレイプされ殺されていた。ティナは近所に買い物に出ていたが、店員は一緒に来ていた男を覚えており、ティナの隣人のマリック・ハリスだと思われた。ハリスは犯行を否定し、彼のGFもアリバイを述べる。
情報が得られない中でフィンは情報屋から、ハリスが女性に金を出させてドラッグを買っていたことを知る。SVUはハリスを麻薬所持の容疑で逮捕、だが初犯なので拘留できない。ハリスのDNAを採ろうとすると彼に拒否されるが、フィンはハリスが落としたサングラスから彼のDNAを採取しようとする。だが任意提出ではないと認めてもらえず、ハリスは保釈される。その様子を法廷で見ていたロドニーが怒ってハリスともみ合いになり、ハリスがロドニーに残した歯形からDNAが採取され、一連の事件の犯人がハリスの犯行だったとわかる。
未成年者への性犯罪を憎悪するステーブラーは、レオンが出所した事に敏感になり、彼がまた犠牲者を出すかもしれないと独自に尾行を始めていました。レオンがナシーカと一緒の場面での逮捕は認められませんでしたが、ステーブラーはナシーカを救うことは出来たと自負します。
レオンの犯罪歴や反社会性人格障害をもつことから、彼を「危険なセックスの狩人」とみなしたステーブラーは、次々に起こる犯罪はレオンに因るものだと断定して捜査を進めていきます。それが結果的にレオンを追い詰め、レオンは麻薬の過剰摂取で死亡してしまいました。ステーブラーは俺のせいで犠牲者が増えたとつぶやき、レオンの母は警察が息子を殺したとステーブラーに怒りをぶつけます。
アイーシャが殺され焼死体で見つかった事件は、フィンが生まれ育った地区で起きました。兄のロドニーをフィンは母親を通して知っており、家族を失ったロドニーがアイーシャを育てていることや、アイーシャは高校進学が決まっていたことなどをフィンはロドニーの口から聞き出します。黒人の貧困層にとっては、ビルの屋上はカリブのビーチのようなものだったとステーブラーに語るフィン。彼はかつてこの屋上との決別を考えていたのでした。
被害者が黒人の少女ばかりで、ハーレムで起きる事件には、マスコミはほとんど関心を持とうとしません。ロドニーは仲間たちと共に警察の捜査が進まないことに不満をぶつけにきますが、対応したフィンはマスコミを非難したとクレイゲンから注意を受けます。だがフィンは、黒人が関わる事件には担当刑事の数も少ないと反論します。
逮捕されたハリスはDNA提供に対し「エホバの証人」だからと拒み、検察も認めざるを得ません。そこでフィンはハリスのサングラスを落として壊し、代わりを用意するといってサングラスからDNAを採取するよう仕向けました。だが、そのDNAは任意提出のものではないとして使用が認めtられません。DNAはハリスが犯人だと示していたのに役に立たず、ハリスは麻薬所持で裁かれ、保釈されてしまいます。すると傍聴席にいたロドニーが怒りを爆発、もみ合いになり、ロドニーについたハリスの歯形からDNAを採取して、証拠として使用することができました。フィンはロドニーにハリスのDNを採るように仕向けたのか?フィンははっきりとは答えませんでした。

#5 Tangled

「陰謀の結末」

ペイトンの誕生日のサプライズパーティーを開くために友人たちがクリバーグ家を訪れると、夫のマックスが頭を銃で殴られて死亡、ペイトンは縛られレイプされていた。犯人は現金を奪い、現場にネコの毛を残していった。
マックスは泌尿器科の医師で性機能障害を専門としていた。患者のマーティンは新薬の治験を受けていたが、薬の副作用で暴力的になり、病院と製薬会社を訴えていた。しかし犯人とDNAは一致しなかった。
マックスと先妻の間の息子ジェシーは寮暮らしをしているが、クリバーグ家に忍び込んだ形跡があった。ジェシーはギャンブル中毒で競馬に金をつぎ込んでいた。ジェシーは自分のギャンブル癖を親のせいにするが、彼のDNAも一致しなかった。
マックスの先妻マリリンは、マックスは心臓病を患った後女性と寝まくっていると話す。マックスがバイパス手術を受けたとき、献身的に看病したのはペイトンだったが、その後マックスは秘書のララ、放射線科のジュディらと付き合っていた。
SVUがララの家に行くと、ララがレイプされ縛られていた。ペイトンのときと手口は同様で、また現場からネコの毛が見つかる。
SVUはクリバーグ家の家宅捜査を始める。ペイトンは1万ドルを銀行から引き出していた。金をマックスから隠すために手元に置き、夫の浮気を調べるために私立探偵を雇い、マックスがララと浮気している事を探り出した。私立探偵の撮った写真を見ると、ララを付回している男がいる。彼はララのアパートの下の階に住むビンセントで、彼の家にはネコがいた。
両方の家にあったネコの毛がビンセントのネコのものと一致したので、SVUはビンセントを逮捕しに行くとララがビンセントを撃った後だった。ララはビンセントにつきまわされ、マックスに救ってもらったと話す。だがビンセントの家を捜査して押収したビデオテープには、ララによる殺人計画が記録されていた。
夫婦が強盗およびレイプ、殺人に遭うという事件。夫マックスは泌尿器科の医師として成功していましたが、心臓病を患った後別人のようになってしまいます。マックスの浮気は秘書、放射線科の技師、看護師と次々に変わっていきましたが、ペイトンは浮気相手の秘書のララを探り出します。
そのララはマックスを付き合っていましたが、階下に住むビンセントにレイプされたと言ってビンセントを撃ち殺してしまいます。
確かにビンセントは両方の事件の犯人でした。物的証拠が見つからない中で役立ったのがネコの毛。ビンセントの飼い猫クレオのDNAを採取するために、マンチとフィンはビンセントの留守中に家に忍び込み、クレオを捕まえてDNAを採取します。ネコのDNA分析は人間より時間がかかるそうですが、ネコの毛はビンセントが犯人である事を証明してくれました。
だがララがビンセントを殺害してしまったため、それ以上ビンセントから聞き出すことができません。ララは虐待を受け打ちひしがれているように見えましたが、何かビンセントの家に手がかりが残っているかもしれない。マントとフィンはポルノビデオのケースの中に隠されたビデオテープを発見します。テープにはララが15000ドルのためにビンセントにペイトン殺しを依頼する様子が録画されていました。
強盗強姦罪の前科はあるがララに従順だったビンセントは殺しを引き受けますが、殺したのはペイトンではなくマックスでした。ララはマックスと一緒になるつもりで、ペイトンの宝石をマックスは煙草入れに隠していました。しかし死んだ相手が変わってしまったためにララの計画は失敗。ビンセントを殺す事になってしまいます。
ララを演じているLiza Wailは「Gilmore Girls」でパリス・ゲラー役を演じています。

#6 Redemption

「正義を貫け」

デパートに勤務する25歳のジェニファーが、自宅で手を縛られてレイプされ、喉を切り裂かれて殺されていた。犯人は遺体の側にバラの花を置くと、シャワーを浴びて身なりを整えて出て行ったと思われた。同じ職場のデイヴィッドがジェニファーを追いかけていたという目撃証言があったが、ドアを叩き破ったデイヴィッドは、犯行時間には病院に行っていたというアリバイがあった。ステーブラ^−とベンソンが病院で話を聞いていると、同様に被害に遭った小学校教師のシリアが運ばれてくる。
署に殺人課のホークことホーキンズ刑事が情報を共有したいとやってくる。、ホークはステーブラーと同期で、18年前に同じ手口のレイプ事件で6人が犠牲となったときに事件を担当し、ロジャー・ベリーを逮捕した。有罪となったロジャーは服役していたが、先日仮釈放されたところだった。シリアの事件現場に犯人の物と思われるコンタクトレンズが落ちていたが、ロジャーは近視であり、出所後ロジャーが花屋で働いていることから、ホークは犯人はロジャーだろうと確信する。
ステーブラーとホークはロジャーの家に行くが留守で、二つの殺人事件の新聞の切抜きが保存されていた。続いて実家を訪ねると、ロジャーの母はホークに騙されたと言って二人を無視する。ロジャーの行きつけのレストランでロジャーの行き場所を聞いた二人は、埠頭でボートを見ているロジャーを発見するが、ロジャーが飛び込もうとしたので慌てて阻止する。
ロジャーの尋問を行うと、ロジャーはファンのプロファイリングにはまるで当てはまらず、知能的にも連続殺人は無理だろうと思われた。ステーブラーは尋問を打ち切りホークを追求すると、18年前ホークはロジャーを誤認逮捕したことを認める。
再度18年前の資料を見直し、税務職員のアーサーが被害者たちと関わっていたことがわかる。現在は国税庁で働くアーサーは、ジェニファーやシリルの確定申告に冠するデータを持っていた。ホークらはさらに被害者を増やそうとしているアーサーを逮捕し尋問を行う。
しかし決定的証拠がなくアーサーのDNA採取も難しい。過去の事件の犯人はロジャーとなっているので、アーサーはロジャーの手口について主張し、おそらく無罪になるだろう。そこで18年前の事件の乏しい証拠からDNA採取できるものを選び、被害者の遺体を掘り起こしてDNAサンプルを採取し、確認用に使うことにした。
犯人と断定されたアーサーが必死で逃げると、ホークとステーブラーが追い、無事に真犯人を逮捕する事ができた。
ステーブラーは祖父にレイプされた8歳の少女レスリーのの裁判で法廷に立つが、祖父の主張が通り無実となります。「法制度がおかしい。」とステーブラーは不服で、署に戻ってもすこぶる機嫌が悪いのですが、そこにレイプ事件発生。やるせない思いで事件を担当するものの容疑者が浮かばず、さらに2度目の事件が起きてしまいます。しかも署には殺人課かrらホーク刑事がやってきて、事件に口出しを始めます。
ステーブラーとホークは同期ですが、彼は自分の考えで強引に捜査を進めていきます。ステーブラーは「俺のベビーシッターか?」と怒鳴りつけてかなり迷惑そうな様子。ホーク流の相当身勝手な捜査に諦めつつも、いざとなると二人の息はぴったり合って力を発揮していました。
ロジャーが姿を見せるまで、彼の行きつけのレストランで二人は食事をすることにしますが、ステーブラーはレスリーの裁判の結果が不服で、「祖父はまた彼女にレイプする、レスリーが可愛そうだ。」とボヤキ、「もう疲れた。」とため息をつきます。すかさずロジャーが「もう辞めるか?」と聞くと、ステーブラーは「さあな。」ととぼけます。
18年前の連続レイプ殺人事件の犯人ロジャーは、出所後花屋で働いていました。花屋からジェニファーやシリアの家に配達に行った記録も残っています。ロジャーを捕らえたステーブラーは彼が犯人だと信じますが、尋問を始めるとどうも様子がおかしく、「母ちゃんに会いたい。」と騒ぐロジャーがシリアルキラーには思えませんでした。そこでホークに尋ねると、18年前まだ新人だったホークは事件を早く解決させようとしてロジャーを逮捕、虚偽の自白をさせ脅して書類にサインをさせると、彼を刑務所へ送ってしまいました。無実の男を18年間服役させ「彼の18年を奪った。」とうなだれるホークに、ステーブラーは真犯人を捕らえて事件を解決させようと促します。
真犯人と思われるアーサーを逮捕したものの、DNAサンプルの提出の要求も出来ず、このままでは無罪放免となってしまいます。18年前の証拠品の中から犯人と被害者のDNAが混ざって残っていたシーツがあり、ステーブラーとホークが、被害者の遺族に棺を掘り出す許可をもらいに行きます。遺族は難色を示しますが、ホークが真実を述べこれ以上犠牲者を出さないようにと説得。ようやく被害者の遺骨からDNAサンプルを採取することができます。
ホークとステーブラーがアーサーのアパートを訪ねると、アーサーは慌てて逃げ出し、ホークはアーサーを屋上に追い詰めます。ホークは今にもアーサーを突き落とそうとする勢いでしたが、ステーブラーの「正義を貫くと言っただろ。」の声に思いとどまりました。
ホークを演じたのはベテラン俳優David Keath。迫力ある演技が見応えありました。

#7 Sacrifice

「愛を貫く方法」

ゲイバーの近くで男が銃で腹部を撃たれ、ホームレスのフィルに抱きかかえられていた。男は病院に運ばれ、検査の結果3人にレイプされていた。男は撃たれる直前、ウィレムから封筒を受け取っていたのをバーテンは見ていた。ウィレムはドラッグ売買に関わって服役歴があり、ボーランドに雇われていた。やがて撃たれた男はウェズリー・ジャンセンだとわかる。
ウェズリーは病院を抜け出し、自宅に戻っていた。ステーブラーとベンソンが事情聴取をするが、ウェズリーは何も話そうとせず、まもなく妻のジャイナと娘のマラtが帰ってくる。ステーブラーらは家族を署へ連れて行き、ウェズリーの尋問を始めるが、ウェズリーはレイプを認めようとしない。そこへウェズリーの両親が現れ、ジャイナを責め始める。ウェズリーは8年間も両親と会っておらず、両親はジャイナに息子を奪われたと彼女を恨んでいた。
ウェズリーの体内に残っていた精液が、ウィレムのDNAと一致する。ウィレムとボーランドの尋問を行ううちに、ウェズリーはゲイポルノのレイプシーンを撮影していたと彼ら自白する。
その後ウェズリーが倒れて病院に運ばれ、ステーブラーらがジャイkナを探すと、ジャイナが勤務しているはずのオフィスで、彼女はポル映画の撮影中だった。しかもジャイナはマラを撮影現場へ連れてきていた。マラは重病でベビーシッターに預けるわけに行かず、家族が看護しなければならない。ジャイナは児童福祉法違反で起訴される。
映画監督のオマーンはかつてジャイナの愛人で、今も映画のほかにジャイナを輪姦ショーの舞台に立たせていた。ウェズリーがジャイナをかばおうとするのが気に入らず、オマーンはウェdズリーを撃ち、次はマラを狙っていると考えられた。フィルは事件現場でオマーンの姿を見ているはずだが、ジャンキーのフィルは厚生施設に戻されていた。フィルは体調が悪かったが、写真でオマーンが犯人だと断定する。
SVUが映画の撮影現場へ乗り込むと、オマーンが背中から撃たれて倒れていた。銃にはウェズリーの指紋が付いていた。ウェズリーは妻を救いたかったと言ってオマーンを撃ったことを認めるが、証言の中身が曖昧ではっきりしない。そして法廷でも殺人を認め拘留される。そのとき判決を聞いていた父親がステーブラーらに、息子は人殺しは出来ないと説明に来る。ウェズリーは誰かをかばっている。真犯人は娘を祖父母に託し、ラスベガスへ向かおうとしていたジャイナだった。
ゲイバーの前での銃撃事件だったので、ゲイの人たちの間での抗争なのではという線で捜査が進められていきます。まず現場に駆けつけたのは25分署の刑事スティーブ。彼はゲイバーに客として来ていました。スティーブのプライベートをステーブラーが気遣うと、上司も知ってるからとスティーブは気にも留めていませんでした。
最初はピーターと名乗っていたウェズリーは、すぐに妻子がいることが明らかになります。ステーブラーとベンソンの尋問に対し、バイセクシャルであることを認めたウェズリーですが、話を聞いていくうちにだんだん事情が変わってきます。妻のジェイナは父親が母親を殺して自殺し、叔母に引き取られますが、叔母の恋人に虐待されていました。ジャイナを救い出してくれたのがウェズリーで、ジャイナはマラを妊娠し結婚します。だがマラは重病にかかっていて医療費もかさみ、二人はまさに体を売って生計を立てていたのでした。ウェズリーはコンドームなしでレイプシーンを演じ、ジャイナは映画だけではなく、オマーンに脅されてステージに立たされていました。
ジャイナを引きとめたいオマーンは、彼女をかばおうとする夫が邪魔なので彼を撃ったと思われましたが、フィルの証言を得てオマーンを逮捕しようとすると彼が撃たれた後でした。ウェズリーは素直に犯行を認めますが供述が曖昧で、そのまま法廷でも有罪を認めてしまいます。どこかおかしいと感じていたステーブラーたちですが、父親の言葉で真犯人がわかりました。
ウェズリーは逮捕される前、両親の家にマラを預けに来ていました。母親にマラの看病の仕方を教え、泣きじゃくるマラを振り切ってステーブラーらの後に続きます。ステーブラーは娘と離れがたい父親の思いに、若干涙目になっていました。
ウェズリーは両親とジャイナ、マラはアーカンソーに戻って暮らすと思っていました。だがジャイナは単独でNYを離れようとしています。娘の看病にも疲れ、ベガスで芸を磨きたい。そのために付きまとうオマーンを始末し、罪をウェズリーに被せたジャイナの策略は暴かれ、ウェズリーは自由の身となりました。
フィンはジャンキーのフィルの扱いが上手。麻薬課での経験が生かされているのでしょう。
ウェズリーを演じたMark-Paul Gosselaarは「Saved by the Bell」のザック役で有名になり、「NYPD Blue」のS9より刑事ジョン・クラークJr役でレギュラー出演しています。

#8 Inheritance

「悪魔の子」

中国系の女性へレン・チェンが殴られてレイプされ、意識不明のまま発見される。彼女の身体には漂白剤が掛けられていた。ヘレンの倒れていたところに盗品のプロセッサーが落ちていて、倉庫を襲った強盗の犯行とも考えられた。ヘレンの兄ジョニーはヘレンの恋人のダオがやったと主張。ダオは強盗はジョニーたちの仕業で、ヘレンは見張り役だったと 反論する。ヘレンの意識が戻ったので話を聞くがヘレンは覚えておらず、ジョニーは倒れているヘレンを見捨てた事を自白する。だがその直後、チャイナタウンでまた同じ手口で中国人女性が殺害される事件が起きた。
容疑者は人種差別主義者なのではと考えられ、過去に同様の事件がなかったか調べていくと、中国人新聞を通して出会った男にナイフで刺された女性の事件が浮かび上がった。刺された女性 に事情を聞きに行くと、彼女は相手が中国人だと思い会ったら黒人だったと話す。その男はチャイナタウンのマッサージ店でも店員に乱暴していた。
殺された女性の爪に容疑者の血液が残っていて、連続レイプ犯で服役し夕べ出所したスターンズのDNAと一致する事がわかる。だがスターンズはMSを患い車椅子生活を行っていた。スターンズには子供はいないが、レイプされた女性が出産している可能性があるので調べていくと、スーザン・グアンという女性が息子のダレルを出産していた。スーザンの話では 容姿は黒人のダレルはチャイナタウンで「悪魔の子」と呼ばれ、いじめに遭っていた。ベンソンとステーブラーは薬局で働くダレルを追跡、薬局の顧客リストに事件の被害者の名前があり、逮捕されたダレルは漂白剤を持っていた。
Drファンがダレルを尋問、ダレルは父親がレイプ犯であることを子供の頃聞かされ、自分はあいつとは違うと思ってきたと話すが、ファンに父親とそっくりな事をしたと言われるとキレる。
ダレルの弁護士は、ダレルは父親の遺伝子を受け継いでいるので精神障害を主張するとアレックスに伝える。だがアレックスは暴力的な遺伝子を持っていても必ずしもレイプ魔になるわけではなく、彼は責任を取る事ができたと第1級殺人を主張。ダレルは有罪になった。
チャイナタウンで暴行、レイプされた女性はチャイナマフィアのタトゥーを入れており、マフィア絡みの事件かと思われましたが、新たに殺人事件が発生、犯人はアジア人を憎んでいる男だと絞られてきます。さらに過去の被害者から犯人は黒人系だとの指摘を受け、DNA鑑定の結果、連続レイプ事件で服役していたスターンズの息子が容疑者であることがわかります。だがスターンズには息子がおらず、息子とはレイプの被害者の産んだ子供のことでした。最初にベンソンが話を聴きに言ったマーサは、スターンズの子を産んだもののすぐに死んでしまったそうです。マーサ。レイプの結果産んだ子はレイプされたことを思い出させるから、息子が生きてなくてよかったと話しますが、その言葉はベンソンにダメージを与えます。ステーブラーはベンソンを気遣いますが、ベンソンはそれでも積極的に捜査を続けます。
中国人への尋問の通訳にDrファンが借り出されます。ファンは話せると思うか?と謙遜していましたが、被害者の女性とスムーズに中国語で会話していました。そしてダレルの尋問を担当。生まれ育った環境は違うが中国人同士として、ファンはダレルの胸のうちをうまく探っていきました。
法廷ではレイプ犯の父のDNAを受け継いだ息子が、殺人を犯したのは遺伝に因るものかという点が問われます。ダレルの暴力的行為は父を受け継いだものかもしれないが、彼は犯罪を理解していた、だから漂白剤を使用して証拠を消したとアレックスは主張し、彼が責任能力を持っていることを訴えます。
母親がレイプされて産まれたベンソンには、今回の事件をどうしても自分と重ね合わせてしまいます。ファンに自分の生い立ちを話したベンソンは、自分がレイプされてできた子だからこの仕事に就いたのかもしれないと思うようになっていました。自分の中に暴力的遺伝子が潜んでいるかもしれない・・・そう感じるベンソンをファンは否定し励まします。

#9 Care

「呪いを解く剣」

建設現場で少女の死体が発見される。少女は近くに住んでいた5歳のキャシー・ラッドで、身体を縛られた跡があり、鈍器で殴られ、近くに剣が落ちていた。キャシーは姉のタニア、妹のホイットニーと共に里子にされ、ドロシーとジェーンの親子が引き取っていた。ラッド家には他に14歳になるグレンという少年も引き取られていた。
キャシーが殺される数日前、実母と恋人が子供たちに会いに来ていた。実母タシャンドラは子供を取り戻したがっていて、キャシーの死にショックを受ける。
グレンの話からキャシーは工事現場の職人ダニーに可愛がられていたことがわかるが、ダニーを尋問すると、キャシーとグレンは工事現場で決闘ごっこをしていたことを話す。グレンは知的能力が低く、学校ではいじめられ、家ではテレビゲームの世界に没頭していた。グレンの母親は娼婦で、グレンは幼い頃母の恋人から虐待を受けていた。
建設現場にグレンが隠したものと思われるコミックやナイフが残っていた。ナイフにはグレンの指紋がついていたが、剣もナイフもキャシー殺害の道具ではなかった。グレンが夢中になっていたゲーム「Sword Quest」のケースには、剣と髪の束が描かれていた。ステーブラーらがグレンを尋問すると、彼はキャシーはゴルゴンに殺されたと叫び、興奮して鏡を割り怪我をする。
クレイゲンはグレンはゴルゴンではなく、キャシーを助けたヒーローだと分析するが、その頃タシャンドラが娘たちをラッド家から連れ出した誘拐騒動が起きる。ベンソンとステーブラーが里親紹介所を調べると、ジェーンは里親に不適格と指摘されていたことがわかる。
クレイゲンは入院中のグレンと話しゴルゴンは誰かと問うと、そのとき病室に入ってきたドロシーの姿を見て、グレンはゴルゴンだと叫ぶ。ドロシーを尋問すると、里子にしつけは必要だと認めるものの、グレンを縛ったのはジェーンだと説明、一方ジェーンは尋問で母親に命ぜられて殴ったと話す。キャシーの傷は杖で殴られたもので、ドロシーの杖と一致した。
アレックスはグレンに法廷で証言させることにして、事前に見学させ落ち着かせる。法廷でグレンは、ドロシーはお仕置きのためにキャシーを叩き続けたと証言、ドロシーは有罪になる。だがドロシーは刑務所で心臓発作を起こして死亡。タニアたちはタシャンドラのところへ戻った。
殺された5歳の黒人の女の子キャシーは、姉のタニア、妹のホイットニーと共にラッド家に引き取られます。ラッド家の母ドロシーと娘ジェーンは今までに何人もの里子を育てており、現在は14歳の白人の少年グレンを引き取っていました。学校ではいじめられていたグレンはゲームの世界に浸っていましたが、妹たちができたことは喜んでいて、一緒に遊んであげていました。
グレンがハマっていた「Sword Quest」に出てくる魔物ゴルゴンは、ギリシャ神話に由来します。ゲームを押収したマンチとフィンは署で必死でゲームをしていますがなかなかクリアできず、ここはゲーセンかとクレイゲンは呆れていますが、クレイゲン自らゲームにチャレンジしてあっという間にレベル13に到達、ゲームの全貌が見えてきたところでゲームの内容に入り込みながらグレンを尋問。グレンがキャシーを守るために建設現場にある彼らの洞窟に連れて行ったことを認め、キャシーを痛めつけたゴルゴンは誰だと追及します。そのときタイミングよくドロシーが入ってきてクレイゲンは犯人を知ることができます。クレイゲンの隠されたゲームの才能が役に立ちました。
里親紹介所のシステムも相当いい加減なものです。ジェーンに里親の能力がないとわかったところでセミナーに通わせてまた里親を任せ、斡旋会社の方も、彼女がクビになったとしても他の会社が雇ってくれると涼しい顔をしています。ドロシーは孫が欲しくて里子たちを育てていましたが、子供たちが言う事を聞かないと腹を立て、激しく殴っていました。法廷でグレンが虐待の様子を細かく話し始めると、突如恩を忘れたかと形相を変え怒鳴り始めます。
グレンの証言が役立ちドロシーを逮捕できましたが、彼女は心臓発作で死亡。事件は闇に葬られてしまいます。タニアたちはタシャンドラが引き取られたからよかったけど、グレンの行き先は臨時の里親のところ。彼の苦しみが続かなければいいのですが。
ドロシーを演じていたPiper LaurieはTwin Peaksで町一番の悪女キャサリン・マーテルを演じ、ゴールデングローブ賞を受賞している大ベテラン女優。娘のジェーン役のCathleen Wilhoiteは数多くのドラマに出演していますが、ERのスーザンの困った姉のクロエ役が印象深いです。

#10 Ridicule

「愚弄」

シドニー・グリーンが天井からロープで縛られた状態で死亡しているのを、別居中の夫アンドリューが発見した。 シドニーの縛られ方から自己性愛窒息による事故死かとも思われたが、SVUは殺人と想定して捜査を始める。
アンドリューは借金を抱え、シドニーの死亡で5万ドルの遺産が入ることになっていた。薬物中毒のリハビリ施設で知り合った二人は6ヶ月前に結婚したものの、シドニーはまた薬に手を出し、しかも首を絞めながら行為する異常なセックスにハマっていて、アンドリューは一緒に住むことを諦めていた。アンドリューが殺害したのではとも考えられたが、アンドリューは、シドニーが独身最後のパーティーで男性ストリッパーをレイプしたので、そのストリッパーに殺されたのではと言い始める。
ストリッパーのピーターはレイプされた事を認めたが殺していないと主張する。やがて検死結果が出て、シドニーは事故死と認定され、殺人事件での捜査は終了するが、アレックスはピーターに男性初のレイプ被害者として法廷で争うことを決意させる。
ピーターはパーティーの夜シドニーの他に2人の女性にベッドに縛り付けられレイプされていた。面通しの結果、シドニーの友人でシドニーが亡くなったときもランチの約束をしていたパムとアメリアが容疑者として挙げられる。
自身も弁護士のパムは。有能な弁護士マドックスをつけて法廷でアレックスと争う。案の定男性のレイプを立証するのは難しく、アレックスは苦戦を強いられる。しかもパムは自分で弁護を始めピーターを尋問。ピーターが4ヶ月前にシドニーに500万ドルの賠償請求をしていたという証拠を突き出し、ピーターに認めさせる、これはアレックスには寝耳に水だったが、その後シドニーがレイプ犯を公表するつもりだった、でもその前に死んだという情報を掴む。
そこに監察医のミスで、シドニーは自己性愛者によって殺された事がわかる。再度シドニーの部屋を調べると、天井にアメリアの指紋が残っていて、彼女が窒息の傷を隠しすために首にスカーフを巻いていたことから、アメリアが自分の道具を使ってシドニーを殺害した事が証明された。
法廷でアメリアは証言するが、パムはレイプしたのはアメリアで自分は金を払っただけだと有罪を免れる。だがパムは法廷に出た後、殺人罪で逮捕された。
 

シドニーの死は自己性愛窒息に因るものと考えられたが、事故か殺人か定かではありません。まず発見者で別居中の夫が疑われますが、彼が持ち出したのが男性ストリッパーのレイプ事件でした。この時点でシドニーは事故死とされたので、捜査は終了。シドニーと友人にレイプされたと認めたピーターを法廷で戦わせることになります。
役者志望のピーターは生計を立てるためにストリッパーをやっていましたが、事件後は辞め、役者の道も諦めてしまいました。ピーターは女性3人にベッドに連れて行かれ、手錠で縛られ脱がされ襲われたとSVUに告白。ベンソンはピーターに同情しますが、ステーブラーは何故抵抗しなかったのかと懐疑的です。男性がレイプされるのか?という先入観で見られていると思い込んだピーターは、シドニーに賠償請求をしたことをアレックスに打ち明けなかったために、せっかくいい感触を掴んだ検事側は痛い目に遭ってしまいます。
アレックスがこの事件を法廷へ持ち込みたかったのは、レイプ法が改正されたから。検事局は初の適用者が男性ストリッパーであることに不安を隠せませんでしたが、アレックスに精一杯戦うよう励まします。ところが容疑者の一人パムはかつてアレックスと法廷で争った事があり、今回の弁護士マドックスも真正面からアレックスにぶつかってきます。男性がレイプされた事を立証するのは難しく、しかも弁護士にうまく言いくるめられ、勝負はついたかと思われましたが、シドニーの死が殺人だとわかり、パムとアメリアにシドニー殺害の動機がはっきりと見えてきます。アメリアの首のスカーフが窒息の際できた傷を隠すものであることも証拠になりました。
ピーターは監禁されたということしか認めてもらえませんでした。だが男性のレイプが法廷に持ちこまれるようになったのは一歩前進したと考えていいのでしょう。
アメリア役のDian NielはSVUのS5でアレックスが降板した後の検事補ケイシー・ノヴァク役で登場。SVUではお馴染みの女優さんです。まさかS3で殺人犯の一人として法廷で裁かれる役を演じていたとは驚きました。パム役のPaige Turco、マドックス役のCCH  Pounderと実力派女優が脇を締め、L&O本家の検事局のメンバーが顔を覗かせていました。

 

#11 Monogamy

「壊れた世界」

駐車場に腹部に傷を負ったニコール・マニングが、殴られ意識を失って倒れていた。ニコールは妊娠28週目だったが、帝王切開され子供を持ち去ったようだ。ニコールが倒れていた駐車場には血痕が残っていなかった。
ニコールの夫の精神科医リチャードは、レストランで7時にニコールと待ち合わせをしていた。だがニコールが来ないので、先に自宅に帰っていた。ニコールが乗っていた車から、暴行とヘロイン所持容疑で服役していたカイル・ノバチェックの指紋が検出される。
ニコールは麻薬治療院で看護士の仕事をしていた。フィンとマンチが建設現場で働くカイルに会いに行くと、カイルはにコールの車に一度乗せてもらったことを認める。だがカイルはDNA鑑定を拒否した。ステーブラーとベンソンが麻薬治療院に情報収集に行くと、薬を盗んだことをニコールに目撃され、看護士の仕事を失ったエリンが話題に上る。エリンは自分の子供の養育の事でニコールに証言を頼んでいたが拒否されていた。ドラッグに溺れているニコールの背後にカイルがいるだろうと感じたステーブラーらはエリンにドラッグテストをさせようとすると、エリンは犯人はカイルで、カイルはニコールの恋人だったと告白する。その頃ジムの近くに、ニコールの子供が捨てられているのをホームレスが発見する。子供は頭蓋骨が割られ死亡していた。
カイルはマンチラの取調べに、ニコールとの浮気を認めるが自分の子供を殺すはずがないと言い切る。やがてニコールの意識が戻り、カイルとの浮気は1年前から続いていた。妊娠したのでリチャードに別居を申し出たがリチャードは冷静だったと話す。そのときリチャードとレストランでの待ち合わせが7時半だったとニコールが証言したため、リチャードが話した時間と食い違う事がわかり、リチャードによる殺害の線が浮かび上がる。SVUはリチャードのアリバイ崩しに取り掛かる。
医者であるリチャードは帝王切開の技術も持ち合わせているし、携帯電話の通話記録から、彼が子どもの遺体の発見現場の近くで電話をしていることが明らかになる。Drファンはリチャードの尋問に加わり、同じ精神科医の立場から彼の心情を探り、妻が浮気した事の復讐の対象が生まれてくる子供であることを確認する。
だが子供を取り上げたとき生きていたか死んでいたかで、殺人罪が適応されるかが決まってくる。弁護士が監察医らに厳しく詰め寄り殺人罪の適応が難しい状況だったが、死んだ子供の父はリチャードだった事がわかった。
SVUの本部にステーブラーに用事があるとモーリーンがやってきます。そのあと元気がなく黙っているステーブラーにベンソンが何があったのか尋ねると、ステーブラーはモーリーンのコロンビア大学の申込金を払い忘れたと白状します。その後もステーブラーのイライラが続くのでベンソンが心配すると、ステーブラーは自分が家でも話をしていないことを認めます。事件の話題を家庭に持ち込みたくないと思っているステーブラーは、家庭であえてその話題を避けると、話すことがなくなってしまい、キャシーや子供たちとすれ違い状態に。ベンソンはステーブラーに「あなたが心を閉ざしたままでは家庭を失う。」と忠告します。
優秀な精神科医のリチャードは几帳面な性格で、妻が浮気し、子供ができた事に対し、妻の子が自分と妻の幸せを奪ってしまうと感じ、子供を排除すればいいと考えます。そこで重要になってくるのが、リチャードが子供を取り上げたとき、その子が生きていたか死んでいたか。生きていればリチャードが子供を殺したことになり、リチャードを殺人罪に問うことができますが、他に目撃者もおらず検死解剖だけでは子供がいつ死んだか判別できません。弁護側は監察医が再検査を怠ったとして殺人罪を認めさせませんでした。だが法廷でリチャードが自分が正気ではなかった。何かに操られているようだった。妻に謝りたいと証言したとき、アレックスは子の父がリチャードだった事を確認。リチャードに自分の子供を殺したと詰め寄りながら、生まれてきた男の子は殺される前に泣いたかと質問します。リチャードはかすかに泣いたと答え、これでリチャードの殺人罪が確定することになります。
リチャード役には、「8 Simple Riles」のポール役でおなじみのJohn Litter。彼は数多くのYVシリーズに出演していますが、2003年に亡くなりました。ニコールと浮気していたカイル役にはBobby Cannavale。OZのトルケマーダ役以来ゲイのキャラクターを演じることが多いのですが、今回はおそらくストレート、でもリチャードがわが子を殺すきっかけを作ってしまった問題ありの役でした。他にもTW絡みのゲストが多く、ドラッグ中毒のエリン役のMarianne HagenはTW S4-#14 、#15の「コラテラル・ダメージ」で妊婦リンダ役で登場。そして冒頭ニコールを運び救命処置をするぶ救命士には消防士D.KことDerek Kellyが出演していました。

#12 Protection

「小さな少年の勇気」

ルペ・ロドリゲスと名乗る女性が息子が撃たれたと言って病院に駆け込んでくる。息子のホルへは腹部に銃弾を一発受けたが、手術の結果命に別状はなかった。だがルペと彼女が連れて来た長男の姿が消えていた。ホルヘは胸部や腕、顔に骨折の跡があっだので、SVUは母親の虐待を疑う。母親はと名前も住所も偽っていた。
子供たちが通う学校がわかり、撃たれた子供はミゲル、兄はルイス、母親の本名はマリア・ラモスだった。マリアは学校にも偽りの住所を伝えていた。、ミゲルとルイスが放課後通っていた青少年センターのカウンセラーがミゲルを家へ送っていったことがあり、その住所をたどるとマリアの母親の家に着いた。アパートの壁には銃で受けた傷が残っており、路上には新しいタイヤ痕もあった。
マリアは突然母親のところに顔を出し、子供たちの世話を頼むと姿を消した。マリアは麻薬所持で逮捕されたことがあり、トラブルを抱えている可能性もあった。マリアはブロンクスでフレド・ガルシアと同棲していた。SVUがフレドの住まいのあるビルに行くと、フレドはマリアがミゲルを殴ったので、警察に通報すると言ったら姿を消したと話す。
ミゲルは覚醒したが、その直後枕を押し付けられて窒息死していた。簿案担当者の服を来た男がミゲルを殺したようだ。そのころマリアが勤務しているレストランに給料を取りに来るという情報が入り、SVUが張り込んでいると来たのは別の女性だった。しかしその女性がルイスに会いに行ったのでルイスの居所が明らかになる。
ルイスはマリアの居所を教えようとしない。だが持っていたメモからマリアが現在働いている場所がわかり、SVUはマリアの身柄を確保する。ルイスはマンチの尋問に対し、フレドの手下が車からミゲルを撃ったと証言する。フレドはブロンクスで麻薬を取り仕切るボスだったのだ。
マリアとルイスはホテルに保護され、教会で密かに行われるミゲルの葬式に参列した。そこにマリアの証言の件で刑事二人組がついてきてマリアに話をつけようとする。そのとき銃声が響きマリアが撃たれる。撃ったのはエディ・フェンテス、フレドの運転手だった。エディはフレドに命じられてミゲルを殺害、マリアの命も狙っていた、エディは警察との取引に応じて、フレドが殺人を犯した場面をミゲルらが目撃し、マリアが警察に通報したために命を狙っていると白状する。SVUはマリアとルイスの身を守ろうとするが、再び二人は姿を消す。ルイスが祖母の家に行っている間、マリアがフレドの家に向かい、彼に銃を向けていた。
銃で撃たれた子供が虐待を受けている様子が見られたためにSVUが捜査を開始。子供の母親が身元を偽っていることが明らかになります。姿を消した母子の行方はわからないまま。しかしだんだん情報が集まり、まず長男ルイスの居場所が判明します。SVUに連れて来られたルイスは決して口を割ろうとしません。そこで登場したのがマンチ。子供の尋問なら任せてとまずルイスと自分の身の上を比べてルイスを褒め、心を開かせるようにします。ミゲルが撃たれたのは自分の力不足だったと話し出すルイス。彼は母と弟を守ろうとしていたのでした。もし居場所を話したらママは襲われると危惧するルイスに対し、マンチはママを助けてやって欲しいと説得、ミゲルの命を狙っていたのがフレドであることを突き止めます。
ベンソンはマリアをホテルにかくまいながら、彼女とフレドの間に何があったかを聞き出します。マリアはフレドを愛していたが、彼がヘロインを扱っている場面を見てしまい、その後フレドは子供たちを殴り始めます。だがその後フレドが許しを請い、それが繰り返されていきました。マリアがヘロインを所持していたのは、フレドに命ぜられて運び屋になっていたから。だがフレドがルイスのバットで男をメッタ打ちしている場面を見て、彼女は警察に通報し、フレドから逃げる事を決意しました。
マリアを追ってきた刑事二人組の片方テイタムは何度か顔を出していますが、もう片方のミルトンは今回初登場。OZのモラレスやDexterのエンジェル役でおなじみのDavid Zayasが演じています。刑事の仕事はきちんとやっているようですが、SVUの捜査の邪魔になりそうでクレイゲンが怒り、母子を見張ってろと命じるとあっさり二人に逃げられ、マンチにトロい刑事と言われてしまいました。
教会でマリアを狙い撃ち、外でSVUに捕まったエディを演じていたのはOtto Sanchez。SVUではS1-#13に次いで2度目の登場です。なぜか二度ともステーブラーに捕まり脅されるのは宿命でしょうか。OZファンにとっては教会での捕り物劇はチコを追いかけるモラレスとケラーを楽しめるオイシイ場面でした。
フレドの麻薬組織について調べる際にはフィンが活躍。かつて使っていた情報屋に接近したり、売人のふりをしてフレドのビルに入り込んだりする腕前は見事でした。
マリアが路上で買った銃でフレドを撃ったと証言したため、アレックスはマリアを起訴すると言い出します。SVUはマリアを逃がしたのは警察の落ち度もあったとしてアレックスを説得。法で裁こうとするアレックスを止めようとします。結局マリアとルイスは別の町に行く事になりました。
 

#13 Prodigy

「完璧な証拠」

リバーサイド公園を巡回中のガードマンが、重なり合って倒れていた男女の遺体を発見する。男性は石のようなもので殴られ、女性は手と頭部がなくなっていた。男性はペースメーカーをつけていたのでエド・ボーグスだと身元がわかり、エドと一緒にバーで酒を飲んでいたヴィニーに疑いが掛かる。ヴィニーはステーブラーらの尋問に、エドが仕事をクビにされたことを妻に言えずに悩んでいたので一緒に酒を飲み、その後エドは一人で公園へ行ったと供述する。
エドの頭部に木の表皮が残っているのが見つかったころ、女性の手が下水溝で発見された。指紋を採取すると、マンハッタン動物警察隊に勤務するパム・ディルソンと一致した。パムは動物虐待者の取り締まりに従事ていたが、彼女が担当した事件の中から、ネコを放火した少年ハリー・ベイカーが容疑者として浮かび上がる。ハリーは出生時からコカインに汚染され、ストリップクラブで育ってきた。母親は今も家で客を取っていたが、息子は天才で生物に興味があると話す。ハリーの部屋には犯罪学に関する資料が多数置かれていた。ハリーは高校で女子生徒を追いまわし、彼女が拒否すると彼女の犬を殺していた。SVUははハリーの友達からハリーが頭蓋骨のコレクションを隠している事を聴き出す。確かに公園には、狩猟ナイフと一緒に犬やネコの頭蓋骨がいくつも入った箱が埋められていた。ハリーを尋問すると、ハリーは自分が社会病質人格だと熟知し、ベンソンが犯人のプロファイリングをさせると、彼はすらすらと犯人像を喋りだした。
パムは死ぬ直前に動物警察隊の犬の散歩係のジョーイから電話を受けていた。ジョーイは事件のあったときアトランティックシティへ行っていたと述べるが、彼にはレイプの前科があった。ジョーイの家を捜索すると、彼はレイプに関する短編小説を書いて印刷し、囚人仲間に読ませていたことが明らかになる。ジョーイからパム殺害の証拠が得られないまま、法廷ではジョーイはわいせつ罪で有罪になる。そのときハリーが法廷に傍聴に来ていて、ステーブラーにジョーイのもう一つの宝箱の存在を教える、それはジョーイが盗まれたといっていた車で、付着していた化学成分は彼がアトランティックシティー行きの道中でパムのクビを処分した事を示唆していた。
公園で不審な男女の遺体を発見。男性の身元はわかりますが、女性は顔や手がないために判別が困難でした。ようやく手が見つかり、女性パムは動物警察隊で動物虐待に関わる事件の担当者でした。パム殺害の第一容疑者として挙げられたハリーは、複雑な家庭環境の下で育った高校生ですが天才といわれ、犯罪学を学ぶ一方で動物虐待を繰り返していました。SVUの尋問にも全く物怖じしないハリーの返答には余裕が見られ、ならば犯人像はと聞かれると「白人、30から40代、一人暮らし。パムは動物に気を取られているうちに不意打ちを喰らった。」とすらすらとプロファイリングを始めます。その的を得た発言にベンソンはまさかサイキック?と疑いかけていましたが、これだけの能力を持ち合わせていたら、将来は犯罪心理捜査官になれそうです。動物虐待に関しては、きちんとしたカウンセリングが必要だと思いますが。
殺された男性エドを酒に誘ったヴィニー役を演じていたのはRobert Clohessy。「OZ」では頼りになる看守マーフィー役でお馴染みです。他に「Kidnapped」をはじめ様々なドラマにゲスト出演していますが、マーフィー以外は怪しげな役が多いようです。
今回はSVUとかかわりのあるスタッフにも注目。エドの検死を行った検死官の助手を演じているのはMike Doyle。彼の次の登場はS5以降で、現場での証拠分析を行うライアン・オハロラン役で準レギュラー扱いとなります。ライアンは以前は検死官だったのかと驚きましたがそうではなく、今回のみ別のキャラクターとして登場しているようです。Mikeは「OZ」ではビーチャーに庇護されたためにシリンガーに痛めつけられたアダムを演じていました。
もう一人CSU(CSIと一緒)のラボに勤務するバート・トレバー役でDaniel Sunjataが登場。この先準レギュラーとして活躍しますが、DanielはすでにS1-#20に爆弾処理班として顔を出しています。このときは名前がなかったので、こちらは同じキャラクターなのかもしれませんが、DanielはSVUでセクシー俳優として注目され、現在は「Rescue Me」にフランコ役でレギュラー出演しています。

#14 Counterfeit

「偽装」

高架下に車が乗り捨てられ、近くで女性の遺体が発見される。女性は製薬会社に勤めるポーラ・グレース。レイプされて頭を殴られ、運転免許証がなくなっていた。車のトランクを開けると中には他の製薬会社のガン治療薬「ライテックス」は大量に積み込まれていた。
ポーラはガン治療薬の開発に携わる真面目な社員だったと上司のラゴリアは話す。だがラゴリアはポーラにアパートと車を与え愛人関係にあった。しかもラボで「ライテックス」を調べると模造品だった。ポーラの通話履歴から彼女がFBIに電話をしていることがわかり、ラゴリアが「ライテックス」の模造品をばら撒き、ライバル会社の信用を失墜させようと企んでいた事を、ポーラがFBIに通報していたのが明らかになった。その頃新たなレイプ事件が起こったので、ラゴリアの殺人容疑は晴れるが、引き続きFBIの捜査を受けることになる。
次のレイプ被害者はフランチェスカ・ジュズナー。パーティーの帰り道に制服警官に呼び止められてセックスを強要され、拒むと殺してやると言われたので、従わざるを得なかったと話す。フランチェスカはアルコール検査には引っ掛からなかったと言っていたが、SVUの検査では血中アルコール濃度が高く、彼女の自白は信憑性が疑われた。
だが22分署のパトロール警官マルコジとグレイブスがしばらく姿を消していたことがわかり、二人に容疑が掛けられる。マルコジは検挙率が高い優秀な警官だが、問題行動も多かった。マルコジは娼婦のラクエルと関係を持ち、その後ラクエルは失踪していた。
マルコジはベンソンらの取り調べを受け、自分が娼婦とデートを重ねていたと話すが、事件の晩は高架下でグレイブスに見張らせながら車内でデートしていたところ、アージ警部補の車が見えたために立ち去ったと証言しアリバイもあった。
続いてステイシアがレイプの被害に遭い実態を話す。犯人は偽警官のようだ。さらにフランチェスカが警官に捕まれレイプされたと叫んでいたという情報が入り、警官に扮した事件の容疑者を調べたり警官の制服を扱う店の売り上げをチェックしたりしているうちに、トラパニの名前が挙がる。ベンソンとフィンは公園で清掃をしているトラパニを尾行、続けてバーで彼に近づいて事件の真相をほのめかし、逃げたトラパニを追って逮捕、トラパニの部屋の壁には、被害者の運転免許証が大量に貼られていた。
マンチは足を怪我したためデスクワークにまわされます。怪我の理由はスカイダイビングで着地に失敗とかハーレーで転んだとかいろいろ言っていましたが真相は不明。またステーブラーは担当した事件の公判中で法廷に通わねばならず、ベンソンとフィンがコンビを組むことになります。ステーブラーの出演シーンは一瞬で終わりました。法廷シーンもないためにアックスもちらっと顔を出すだけです。
事件は最初製薬会社の競争を巡っての犯罪かと考えられましたが、レイプ事件との関連はなく偽薬の追求は途中で終わります。続いて浮かび上がったのが警官に因るレイプ。ベンソンは被害者を守る立場から。あくまでも事件解明に向けて容疑者と思われる警官を追及していこうとしますが、フィンは同じ職場の仲間としてかばう気持ちが働き、ベンソンの追及に待ったをかけます。意見がぶつかり合う二人ですが、最後のトラパニの尾行に関しては、すっかり息の合ったところを見せてくれました。
マンチと一緒にラボに出向いたときのフィンは、自分に息子がいることをほのめかしていましたが、よく聞くと息子は18歳。フィンの私生活がますます謎めいてきます。
現職警官が絡む事件をSVUが調べているために、監視役としてエド・タッカーが顔を出します。エドはこの先も何話か登場しますが、演じているRobert John Burkeは「OZ」ではケラーをしつこく尋問し続けたFBIのテイラー捜査官として出演。今回残念ながらステーブラーと顔を合わせる機会がありませんでしたが、この先どんな会話を聞かせてくれるのか楽しみです。他には「Rescue Me」のトニーのおじのミッキー神父役や「Kidnapped」でのベロウズ役などでもお馴染みです。またフランチェスカがパーティーに言ったとき酒を出していたバーテンを演じていたWilliam Coteは、「OZ」では囚人カドニー役で登場していました。
偽警官に因る犯罪事件では「Third Watch」S5-#12「針の目」が思い出されますが、TWでも警官のユニフォームが簡単に入手できてしまう事が問題視されます。警官のふりをして権力を利用し犯行に及ぶ手口。相手が警官だと思えば女性も一応は従ってしまいます。偽警官の出現は是非避けてもらいたいものですが、犯罪の検挙率が高ければ娼婦と寝るのもOKだと豪語するマルコジの態度も、これでいいのか疑問が残ります。

#15 Execution

「死刑執行のカウントダウン」

連続殺人犯マシュー・ブローダスの死刑執行が3日後に迫った日、11年前に娘のデビーを殺されたクーパー夫妻が、ブローダスの記者会見を聴いていて、娘を殺したのはブローダスだと確信しSVUに捜査を依頼しに来る。決め手となったのはブローダスがデビーが通っていた高校の名前を口にしたことだった。
残された期間は3日しかないが、ステーブラーとマンチは11年前のデビー殺害の証拠を再分析したり、聞き込みを始めたりして犯人がブローダスであると立証できるように努める。だが高校の教師たちは替わってしまい、残っていた教師もデビーは目立たない子だったという印象しか持っていなかった。デビーを縛るのに使用した粘着テープは配管修理用の物で、当時配管工だったブローダスが持っていたと考えられるが状況証拠に過ぎなかった。
ステーブラーはブローダスの尋問を望むがFBIの許可が下りず、ブローダスがシンシン刑務所で同房だったルールとラッセルから話を聞くことにする。
ラッセルはステーブラーに取引を要求、せめて娘の声を聞かせて欲しいと懇願するのでステーブラーがルールが教えた番号に携帯で電話すると、出たのはルールにレイプされた被害者の女性だった。ステーブラーはブルックリンのSVUに非難される。続いてイスラム教に改宗し誰とも会わないといっていた死刑囚ラッセルへの尋問を可能にし、ラッセルはブローダスが行った全ての殺人について話を聴いたと証言するが、デビーについては明らかにならなかった。
ステーブラーとアレックスはブローダスへの尋問を行うために刑の一時差し止めを要求、死刑4時間前にようやく尋問の許可が降りる。ステーブラーとDrファンが刑務所の取調室でブローダスと向かい合い尋問を始めるが、ふてぶてしい態度のブローダスは全く動じず、自分が犯したレイプや殺害の様子を具体的に述べ始める。そしてデビーの殺害についてもほのめかしたところで興奮したブローダスはファンを攻撃、止めに入ったステーブラーともみ合いになる。慌てて看守が入ってきてブローダスを叩きのめしたために、彼はこん睡状態となり、死刑執行は延期された。
死刑執行を3日後に控えたレイプ殺人犯のブローダスに、新たな殺人の疑惑が持ち上がります。ブローダスにとっては死んで罪を償う事は決まっていますが、被害者デビーの両親には、娘を殺した犯人を暴いてもらいたいという強い願いがあります。11年前にステーブラーの元相棒のロゼッティが本事件を担当、その後彼は亡くなってしまったので、ロゼッティの遺志を継ぐためにも、ステーブラーはブローダスから真実を引き出そうと、残された3日に全力を注ぎます。
ステーブラーとコンビを組むのはマンチとDr.ファン。前回捜査の中心だったベンソンとフィンは捜査にかかわりません。マンチは証拠分析を依頼したり、高校に事情聴取に行ったりしてステーブラーをサポートし、ファンは囚人の尋問に同行します。ブローダスの尋問には正規の手続きが必要だとなかなか首を縦に振らなかったファンはステーブラーとぶつかり合いますが、ようやく許可が出たときはステーブラーに尋問の方法を指示、鋭い口調でブローダスに質問を浴びせます。だがそれがブローダスを逆上させて、ファンは襲われステーブラーに助けられます。
ラッセルの懇願に騙されてしまったステーブラー。「父親ならわかるだろう。」の殺し文句に見事に乗せられてしまいました。すtぐに被害者に謝罪するが、ステーブらーはクレイゲンに厳しく咎められてしまいました。
ブローダスがデビー殺人をほのめかした事で、ステーブラーらは一歩前進したものの、ファンに暴力を振るったブローダスはこん睡状態に陥り、死刑執行は見送られます。死刑は、囚人が健康でないと執行できないことになっているからです。ブローダズの意識が戻ってからさらに取調べが行われるのか、いずれにせよ死刑反対論者の要望が通った事になり、ブローダズも死刑執行を免れるために暴行を働き、望みどおりの結果を出したともいえるかもしれません。
ブローダズを演じているNick Chinlundは「Third Watch」のタンクレディ刑事、「Desperate Housewives」ではサリバン刑事とドラマでは刑事役で顔を見せていましたが、今回はシリアルキラー役を熱演しています。そして死刑囚ラッセル役のAnthony Chisholmは「OZ」では囚人バー・レディングとして登場。独特の風貌は全く変わっていませんでした。

#16 Popular

「無防備なセックス」

キャシーがステーブラーに友人の看護師キャロルから聞いた話として、14歳の中学生が教師にレイプされたが、両親に相談できずに怯えていと伝える。ステーブラーは少女を救いたいと考え、病院の守秘義務に違反するのを承知で、内密に捜査を開始する。
病院の受付記録と中学の欠席届を照らし合わせて、該当者はシンシアだと確認、ステーブラーとベンソンは保健室で休んでいるシンシアに会うが、彼女は硬く口を閉ざす。だがその後シンシアは自宅近くの階段から落ちて腕を骨折し入院する。ステーブラーはキャロルからシンシアが淋病を患っていることを聞き出す。
事件として捜査を始めたステーブラーは、状況をシンシアの両親に伝え、ベンソンはシンシアの友人エイミーに話を聞く。エイミーはシンシアに口止めされていたが、シンシアがBFのトミーや彼の友人のニックに、パーティーでオーラルセックスのサービスをしていたと白状する。
フィンとマンチがトミーに話を聞くと、その日はニックの誕生パーティーで、姉の知り合いで23歳くらいの男性も来ていて、シンシアが相手をしていたと話す。その男が教師らしかった。
トミーの家に行くと、姉のミアがマリファナを吸っていた。ミアはその男は高校の臨時教師ロス・マッケンジーだと説明する。高校でロスについて尋ねると、校長は彼の指導には問題があると指摘する。ロスは自分はミアの保護者だと弁解するが、ロスがレイプしたという証拠は得られない。
やがてシンシアが退院し、ベンソンがシンシアを説得、シンシアはトミーに促されて売春行為を行ったこと、自分は容姿に自信がないから、トミーにこうして尽くすしかないと話す。
ロスを逮捕し尋問を行うが、レイプ犯とのDNAは一致しなかった。ロスはレイプしたのはトミーかニックだと指摘する。SVUはトミー、ニック、シンシアの3人を同時に別の場所で尋問。シンシアはトミーに捨てられるのが嫌で自ら体を提供し、トミーはそんなシンシアを利用。ニックはシンシアと同意の上で行為に及んだと告白する。
ステーブラーがキャシーと一緒にキャスリーンの面談に行きますが、キャスリーンの成績は落第すれすれでした。キャシーはステーブラーの帰宅時間が遅いことを指摘、ステーブラーはキャスリーンに遊びも電話も禁止と父親らしく罰を告げます。そこでキャシーが洩らしたのが中学生のレイプ事件。
両親にも相談できず悩んでいる少女の事を思うと居ても立ってもいられず、しかも相手が教師だと聞いて激しく憤りを感じたステーブラーは、最初はカウンセラーに当たりをつけると言っていましが、次第に犯人を捕らえたいと思う気持ちが強くなってきます。被害者についての守秘義務を犯してまで探りを入れたものの、シンシアは口をつぐんだまま。大人でさえレイプされた事を話すのは難しいのに、話したがらない少女を追求するのはどんなものかとベンソンもクレイゲンも否定的ですが、ステーブラーはレイプされた未成年者がいずれアルコールやドラッグに走ったり、複数の男性と性的関係を持ったりすると将来のことを恐れ、事件の解決を願います。
クレイゲンのゴーサインが出て、本格的な捜査を開始。するとシンシアは少年たちと売春行為に及んでいた事が明らかになります。友人にも美人ではないと思われていたシンシアは容姿にコンプレックスを持っていましたが、クールで人気者のトミーがBFになってくれました。トミーの彼女でいられるなら言われたとおりに尽くさなければならないと思っているシンシアに対し、トミーにとってシンシアは自分の言いなりになる都合のいい女の子でした。そこでシンシアを利用して、姉の友人にドラッグ代としてシンシアを提供。さすがに教師のロスはシンシアの相手をすることはできませんでしたが、犯罪に加担していた事は事実です。そしてニックもうまくトミーに利用されてシンシアと関係を持ったものの、心境は複雑なようです。
ステーブラーの努力でティーンエイジャーの性犯罪を何とか食い止める事はできたものの、キャロルとキャシーの友情にひびが入ったことにキャシーは腹を立てていました。ステーブラーの家庭不和に繋がらなければいいのですが。

#17 Surveillance

「歪んだ妄想愛」

 

チェロ奏者キャシー・ジャーメンが帰宅すると何者かに殴られ、髪を切られる。胸にはWhoreと書かれていたがレイプされた形跡は見つからなかった。だがキャシーのアパートには寝室、バスルームなどの計4箇所に超小型カメラが設置され、キャシーの日常の様子が盗撮されていた 。
キャシーはオーケストラの指揮者ロバート・プレスコットと争っていたとキャシーのBFのケヴィンが話す。プレスコットはオーケストラのバイオリン奏者バレリーと付き合い彼女にアパートを提供していたが、バレリーと別れたあとキャシーにアパートを貸し ていた。SVUがバレリーに事情聴取に行くと、バレリーはプレスコットのレッスンを受けているうちに親密になったが、プレスコットの部屋でビデオカメラを発見し、彼が関係を持った多くの女性 とのビデオテープをコレクションしていることを知ってしまったと話す。
キャシーのアパートに備え付けられていた隠しカメラは、スパイ用品を扱う店でネット購入されたことがわかった。だが購入者のクレジットカードを調べると、その男は3年前に死んでいた。SVUはカメラのレシーバーを探すためにプレスコットの家を捜索し、キャシーとプレスコットのビデオテープを見つける。
キャシーはプレスコットとコンクールで出会い、彼女の活躍の場を見出してくれたが関係を持つようになる。そしてキャシーもプレスコットに別の女がいることを知り、手を切ろうとするとビデオを公表すると脅されたのだった。プレスコットはキャシーとの関係やビデオテープのことを認めるが、事件のあった夜は別の女といたというアリバイがあった。
キャシーが出演するコンサート会場の楽屋に壊れたチェロが届けられ、中にはDie Bitchと血でメッセージが書かれていた。Drファンは、犯人はキャシーへの恋愛妄想を抱いているストーカーで、彼女の情事を知ってしまった者だと分析する。SVUはキャシーのアパートを調査し、最近警備会社が警報機のチェックに来ている事を確認する。だが実際には担当者は来ておらず、その前に担当者が車上荒しに遭って制服などを盗まれており、その制服を着込んだ別人が担当者のふりをしてアパートに入り、DSL専用線を取り付けたことがわかった。犯人はDSL専用線を用いて、キャシーの部屋の映像をネット に送信していたのだった。
偽警備員はキャシーと同じ大学に通っていたテリー・ウィラードだとわかった、テリーのアパートを捜索すると鍵を開けた家主のエイミーは、テリーはいい人で私のBFだと擁護する。だがテリーの仕事部屋には壁一面にキャシーの写真が貼られていた。テリーはネット企業のウェブサイトとを作成していたが、会社の経営が悪化し解雇されていた。テリーはネット上に「キャシーと テリーの伝説」という日記をアップし、キャシーを追いかけ続けていた。
SVUはキャシーにテリーをおびき寄せるようにメッセージをネットに挙げることを提案、キャシーは怯えていたが予想通りテリーがコンサート会場に現れ拘束される。
テリーは確かにキャシーを追いかけていた。だが彼を逮捕する証拠は不十分だった。そのときキャシーが襲撃される。銃弾は心臓を外れて一命を取り留めたが、犯人がネットカフェでキャシーのウェブサイトを閲覧していた事がわかり、カフェを捜索するとエイミーが来ていた。キャシーを襲ったのはテリーを独占したかったエイミーだった。
オーケストラのチェロ奏者キャシーが帰宅すると、家に潜んでいた何者かに襲われます。胸に書かれた文字等からレイプ事件かと思われますが、キャシーはレイプされていませんでした。キャシーに恨みを持つものは誰かと探っていくとオーケストラの指揮者が浮かび上がります。確かに指揮者のプレスコット はキャシーの面倒を見ているうちに彼女と 親密になっていました。しかしプレスコットの本来の目的は、自分と関係を持った女性たちを映像に収めること。音楽業界に顔が利くプレスコットに認められたいと、プレスコットに声を掛けられた演奏家の卵たちは彼の前で言いなりになってしまいます。だが自分がコレクションの一部に過ぎないと知って彼の元を離れようとすると、今度は映像を公表すると脅され、彼女たちは声を挙げる事ができずにいました。女性たちを食い物にしているプレスコットは取り調べに対し、これは同意の上の関係であり犯罪ではないと開き直っています。事実キャシーを殴ったのはプレスコットではありませんでした。
ではキャシーのアパートに隠しカメラを取り付け監視しているのは誰か?最近アパートに出入りした人物を調べていくと、警備会社の職員のふりをしてカメラを仕掛けたテリーに疑いが掛かります。テリーはキャシーの完璧なストーカー。学生時代キャシーの演奏を耳にして以来彼女に惚れ込んでしまい、ひたすら彼女を負い続けてきました。そしてネット上にキャシーのサイトを公開したり妄想を日記に綴ったりして異常なまでの執着振りを発揮します。
そんなテリーが気に入らなかったのが、テリーが借りていたアパートの家主のエイミー。エイミーもまたテリーに一方的に思いを寄せていたのでした。あえてテリーがキャシーに夢中になっている様子を見ようとしなかったエイミーですが、テリーのキャシーへの執着振りを知って、ライバルのキャシーを消し去りたいと考え、キャシーのアパートに忍び込み暴力を振るったのでした。その後もキャシーに壊れたチェロやネズミの死体入り花束を贈って嫌がらせを続け、挙句の果てにキャシーを撃ってしまいます。
ステーブラーらがエイミーのアパートに押し入ると、エイミーはテリーは逃げたと言いますが、テリーは隣の部屋で血だらけになって倒れていました。ついに愛する人まで傷つけてしまったエイミー。ストーカーを愛したストーカーの悲劇でした。
事件の被害者のチェロ奏者キャシーを演じているのは「Bones」のテンペランス・ブレナン役でおなじみのEmily Deschanel。いつものブレナンとは違って、繊細な音楽家を演じているのが印象的です。キャシーの現在のBFのケヴィン役で「OZ」ではクレーマーを演じていたRob Boughが登場。またプレスコット役のMichael Maderは「Dynasty」にデックス・デクスター役でレギュラー出演していました。

#18 Guilt

「それぞれの罪悪感」

SVUの要請で囮捜査に協力したサムは、隠しマイクを付けてかつて彼をレイプしたバーネットに会う。だが容疑を裏付ける証言を得る前に、耐え切れなくなったサムはバーネットに盗聴されている事を白状してしまい、バーネットは逃げ出す。SVUはバーネットを捕らえ尋問するが、バーネットはサムが自分のことを父親代わりに思っていたと白を切る。サムはバーネットに情が移ってしまったのではと懸念される中で、アレックスはサムに何とか説得を試みる。しかしサムの母親リンダは、警察に協力したのは失敗だったと怒りを顕わにする。
SVUはバーネットの自宅を捜索するが、レイプの証拠は何も出てこない。アレックスは主席検事補のドネリーに咎められながらも、バーネットを有罪に持ち込みたいとリンダを説得、サムは証言に応じる。
法廷でサムは12歳のときバーネットが自分をレイプした様子を詳しく証言する。サムが法廷を出るとバーネットとすれ違うが、そのとき傍聴に来ていたトミーが興奮してバーネットに暴力を振るう。トミーもまたバーネットにレイプされた被害者で、バーネットを訴えたいという気持ちがあったが、被害に遭ったときから時間が立ちすぎていて不可能だとわかる。
他にもバーネットの被害者がいるはずだとSVUが調べ始めると、所在がはっきりしていたのはベンジャミンだけだった。だがベンジャミンは少女を殺害しシンシン刑務所で服役中だった。
サムが抗うつ剤を多量服用し、心拍停止状態だと連絡が入る。遺書は残っていなかったが自殺の可能性があった。サムは事故の直前バーネットに15秒ほど電話をかけており、バーネットにそそのかされた可能性も考えられた。証人の意識が戻らないため、この告訴は取り下げるべきだとバーネットの弁護士は主張する。だがアレックスはなんとか立証するために延期を申し出、3日間の猶予を得る。そしてベンジャミンに話を聞きに行く。
ベンジャミンはかつて偽証罪で挙げられており、証言は期待できない。だがベンジャミンは、バーネットは必ず被害者の家に、被害者との行為を映したビデオテープを送りつけてくると話した。
アレックスはサムの家で証拠となるビデオテープを探したいとリンダに頼みに行くが断られる。捜査令状が出ないまま、アレックスはベンソンとステーブラーと共にサムの家を捜査し、証拠となるビデオテープを押収、バーネットを有罪に持ち込んだ。しかし正式な手順を踏まなかった事を、アレックスはクレイゲンやドネリーから厳しく指摘される。
少年を次々にレイプしてきた性犯罪者のバーネットは、仮釈放後セラピーを受けていましたが、全く更正した様子を見せていません。巧みにウソをつき処罰から逃れてきたバーネットに再度罪を償わせたいと、アレックスは被害者のサムの証言をもとに告訴します。
サムはバーネットに辛い仕打ちをされたものの、彼との間に的関係を伴わない素晴らしい思い出も残っていて、心境は複雑でした。父親のいないサムにとって、バーネットはときには父親代わりの存在になっていたのかもしれません。
苦しみ悩んだサムですが、ついに証言を決意し法廷に出向きます。証言台に立つ前にステーブラーは「自分も今でも証言台に立つのは辛い。だが大人だから耐えられる。」と話し勇気を持って証言するよう促します。
サムが無事に証言を終えると、テレビでバーネットの姿を見た被害者の一人トミーがバーネットに怒りをぶつけに来ます。彼は証言する決意をしていたものの、18歳から5年過ぎてしまったら証言できないという規定があってバーネットを有罪に持ち込む手助けにはなりませんでした。
そんなときサムが自殺未遂を起こします。母親のリンダはSVUがサムを死に追いやったと激怒、SVUへの協力を拒否します。残る被害者は服役中のベンジャミンでしたが、彼を法廷に連れ出すこともできず、ベンジャミンが話した証拠のテープを探す事が先決になりました。
しかしサムの部屋を捜査することをリンダは許可しません。判事は捜査期限を決めてしまったために残された時間はなく、アレックスは捜査令状がないまま強引にリンダを説得し、ベンソンとステーブラーを率いてサムの部屋を探させます。案の定部屋にはビデオテープが隠されていました。バーネットの弁護士は不当捜査によって得た証拠は無効だと噛み付いてきますが、捜査をしたのは被害者の家でありバーネットとは無関係とみなされ、バーネットを有罪にすることができました。
アレックスの強引な証拠探しにクレイゲンは怒り、ベンソンとステーブラーも騙されていた事に気づきます。アレックスは正式な手続きを取らなかった事を誤りますが、バーネットを有罪にできた点では間違ってなかったと感じていました。結局アレックスは1ヶ月の謹慎処分を言い渡されました。
サムを演じているBret Harrisonは「Reaper」にサム・オリバー役でレギュラー出演、これからしばしば顔を出す主席検事補ドネリー役のJudith Lightは「Ugly Betty」にクレア・ミード役で出演しています。

#19 Justice

「秘密が明らかになる瞬間」

荷物を運搬していた男たちが、10代の少女が階段の下で倒れているのを見つける。少女はレイプされ頭蓋骨を骨折し、気絶していた。ベンソンは病院に付き添いレイプ検査をしようとするが、少女はすぐに手術室に運ばれ死亡する。
少女がエミリー・ポーターと書かれた鎮痛剤を持っていたので、ベンソンとステーブラーはエミリーの家を訪ねて死を知らせに行くと、エミリー本人が出てくる。少女はエミリーの薬を持っていたのだ。
フィンが薬の売人を問い詰め、少女が鎮痛剤を買ったことを知る。帽子で顔を隠した少女は白人男性と一緒にホテルへ入っていった。彼女らが使った部屋には、帽子が残っていた。
帽子は人気のショップで売られていた高級品だが、店には売った記録がなかった。少女が万引きしたものと思われ、常習者リストの写真を見ると彼女の写真があった。だが名前がわからない。彼女を逮捕した巡査も名前は知らないと話す。ベンソンらがDATに調べに行くと、そこで彼女の名前はパトリシア・スティーブンス、性犯罪者を厳しく裁くソーンバーグ判事の継娘だとわかった。
クレイゲンがソーンバーグに娘の死を知らせに行く。ソーンバーグは妻ブルックの連れ子だが、両親が再婚したころからぐれ始め、寄宿学校に入れたものの親を困らせるようなことばかりやっていたと嘆いた。
現在パトリシアが通っていた聖モニカ学園を訪ねると、シスターはパトリシアは優秀だが権威に反抗的で、リストカットをしたこともあったと話す。友達もいなかったが唯一の友人マリーが、パトリシアは手紙を書く相手がたくさんいたと教えた。パトリシアは宛先にマリーの家を使っていた。そして相手は死刑囚を含む5人の囚人、しかもソーンバーグ判事が死刑を宣告した者ばかりだった。
その中の一人、ゴードンが仮釈放となったところだった。そのときソーンバーグ判事が自宅前で撃たれたという連絡が入る。
ゴードンは侵入レイプ犯で挙げられ、手口は今回のパトリシアの事件と同じだった。ゴードンがソーンバーグに恨みを持っていることは明らかだ。ゴードンが乗っていた車を探すと、車内からソーンバーグを撃ったと思われる銃が見つかり、ゴードンは逮捕される。
ゴードンはソーンバーグを恨んでいたものの、パトリシアが娘だという事は知らなかったと自白する。パトリシアからの手紙ですっかり気をよくしたゴードンは、パトリシアにそそのかされて犯行に及んだが、パトリシアを殺してはいないと言い切る。
パトリシアの死が釈然としないまま彼女の葬儀が行われ、参列していたブルックの姉から、パトリシアが3年間更正施設に入れられていたことを聞き出す。さらに更正施設で彼女が妊娠していたことをつかんだベンソンらはブルックを問いただすと、夫妻が養子にもらったと説明していたブライアンはパトリシアの子供で、父親はソーンバーグ判事だった。パトリシアはそのことを黙っていたが、パトリシアの態度に腹を立てていたブルックがパトリシアを責めると、彼女が子供の父親のことを告白、かっとなったブルックがパトリシアを殴ったのがパトリシアの死の原因だった。
レイプ殺害事件の被害者の身元がなかなかわかりません。持っていた薬から泊まっていたホテル、万引きした帽子とたどっていくうちに、彼女が警察に連行されていることがわかったものの名前は伏せられたまま。何故ならば彼女は判事の娘だからでした。
ソーンバーグ判事はクレイゲンと同窓生で親しい間柄。クレイゲンが娘の死を知らせに行きます。ソーンバーグはパトリシアの死にショックを覚えながらも、彼女の自由奔放な態度に手を焼いていた事を話し出します。学校をサボり、ボディピアスをしたりタトゥーを入れたりしていたパトリシアを、ソーンバークは放置状態でした。
パトリシアの通う学校でシスターからリストカットの話を聞いたベンソンは、パトリシアが悩んでいたのではと心配しますが、続いて明らかになったのがパトリシアが囚人たちに宛てて書いていた手紙。挑発的な内容に驚かされながらも、相手がソーンバーグが裁いた囚人だとわかり、娘の反抗的な態度がより一層明確になります。
その直後にソーンバーグが襲撃される事件が起こり、犯人はパトリシアと文通していて仮釈放になっているゴードンであろうとすぐに察しがつきます。証拠はそろったのですが、ゴードンがパトリシアの死を聞いてびっくりしており、彼がパトリシアを殺したとは思えませんでした。
やがてパトリシアの秘密が明らかにされます。パトリシアの父親がブルックを捨てた後、ブルックは法廷速記者になり、そこでソーンバーグと知り合いました。二人は結婚し、パトリシアのほかに養子にもらったブライアンとその後産まれたジョシュという幼い弟が二人います。だがソーンバーグがパトリシアを寄宿学校へ入れたというのはウソで、彼は娘を問題を抱えた子供たちが数多くいる更正施設に3年間入れていたのでした。その理由は彼女が自分の子供を妊娠したから。ソーンバーグはブルックに知られないように、娘が出産するとその子を養子として迎え入れたのでしょう。そしてパトリシアはここですっかり人間不信になっていたようです。
性犯罪を厳しく裁いていた判事が、自分の義理の娘をレイプしていたとは衝撃的な事件です。アレックスはブライアンのDNA鑑定を要請することに際しドネリーにリスクを追求されますが、支局の品位を保つためにあえて実行しました。
パトリシアを殺したのは実の母親ブルックでした。娘の態度に我慢ならなかった上に、妊娠の相手が夫だったという衝撃は耐え難いものがありました。ブルックは衝動的に娘をビール瓶で殴り、娘は階段から転落してしまいます。ビール瓶のかけらをラボのトレヴァーが繋ぎ合わせ、そこから指紋を採取し、ブルックが殴ったという証拠を得る事ができました。
ブルック役のValerie Mahaffeyは「Desperate Housewives」にアルマ・ホッジ役で登場、ブリーを困らせていました。また「Third Watch」のエミリー・ヨーカス役のBonnie Dennisonが冒頭にちらっと顔を出します。
今回はマンチの登場シーンはなし。フィンは単独で捜査に回っていました。

#20 Greed

「DNAの落とし穴

ジェシカ・トッドが自宅でレイプされ、殴られて倒れていた。頭蓋骨を骨折し脳梗塞を起こしている。レストランの開店準備をしていた夫のエドウィンが帰宅して発見、エドウィンは近所で侵入事件が多いために玄関の鍵を変えたばかりだと話すが、警報機が切られ、玄関の鍵は掛かったままだった。エドウィンはジェシカのロレックスの時計がなくなっていると報告する。
かつてジェシカの元で働いていた家政婦のカタリナの話に因ると、ジェシカは前夫のブレインが溺死した後、夫の資産を引き継いでいた。その後エドウィンと結婚、だがエドウィンはカタリナを追い出してしまった。
ジェシカのレイプ検査の結果、犯人のDNAが近所で起きたレイプ事件の犯人と一致していた。被害者のデニーズ・ジョハンセンは夫カーティスの留守中に犯人に侵入され、銃を突きつけられレイプ、ダイヤのブレスレットを奪われていた。ジョハンセンの家も、ドアの鍵をオートマチックに取り替えていた。
ドアの鍵を取り付けたのはどちらも同じ会社で、ダニエル・ライアンが担当していた。ダニエルの指紋がドアだけでなく、寝室やキッチンにも残っていたが、ダニエルは頼まれた仕事をしただけだと話す。ベンソンとステーブラーは会社の作業車を捜索する許可を得て調べると、ダニエルの工具箱が見つかった。中には犯行に使ったと思われるストッキングや盗まれた時計、ブレスレットが入っていた。ダニエルは逮捕される。
ダニエルは初犯だったので、賠償金を払って保釈されることになるが、ダニエルがすぐに見つかる場所に盗品を隠すとは思えなかった。またDNAも彼の物とは一致しなかった。
ダニエルの工具箱やデニーズのブレスレットからエドウィンの指紋が検出され、エドウィンとデニーズが結託して犯罪を計画したのではという疑いがもたれる。エドウィンはジェシカの資産を使って株を購入していた。やがてエドウィン・トッドという男が別にいることが判明、目の前のエドウィンは偽物だとわかる。
ジェシカはエドウィンが自分を騙していた事をなかなか信じようとしない。しかしジェシカは2週間前に、自分の死後全財産をエドウィンに譲るという遺言状を作っていた。
ベンソンとステーブラーはカーティスに事情聴取、カーティスはデニーズがレイプされる前に性交渉をもったと話す。その後デニーズがレイプされたというのは偽装で、ジェシカにカーティスの精液が持ち込まれたのだった。カーティスはエドウィンと親しく、レストランの開店資金を提供していた。
エドウィンの本名はエドワード・クランダル。カナダで詐欺罪で捕まっていた。デニーズも偽名を使ってアメリカに入国し、二人でアパートを借りていた。
ジェシカはようやく夫を告発する決意を固めたが、エドウィンの弁護士に夫婦間の会話は証拠として使えないと突っぱねられる。しかしエドウィンとデニーズが結婚していたことがわかり、エドウィンとジェシカの婚姻は成立していなかった。
自宅にいた妻がレイプされ、夫は妻の容態を気遣います。近所では侵入事件が多く、今回も妻のロレックスが盗まれましたが、レイプされ大怪我を負わされるの初めて。その前にレイプ強盗の被害に遭ったデニーズも、怪我まではさせられていませんでした。
妻のジェシカは資産家のブレインと結婚していましたが、2年前にブレインはバハマで溺死、財産をそっくりジェシカが譲り受けます。そこへ現れたのがエドウィン。ジェシカと意気投合するとすぐに結婚、ジェシカの財産を流用してレストラン経営に乗り出すことにします。
同じようにもう一件のレイプ被害者のデニーズもカーティスに近づき、結婚していました。
カナダで詐欺を働いていた二人は、名前を変えてアメリカに入国。騙せる相手を物色します。そしてうまく家庭を築き上げたところで犯行に及んだわけですが、エドウィンは口が利けなくなっていたジェシカを付きっ切りで看病し、献身的な夫のふりをしていました。ジェシカもすっかり信用していたのですが、ベンソンらから事件の真相を聞かされ目覚めます。すると今度はエドウィンが全てを吐露しするものの、夫婦間の会話は法廷では通用しないと脅しを掛けてきたので、ジェシカは再び諦めざるを得ませんでした。
検察側はそれなら偽名で結婚したとして、氏名詐欺で婚姻を無効だと訴えようとしますが、弁護士は氏名変更の証書を出してきてこれもダメ。どこかに抜け道があるはずとSVUが調べた結果、エドウィンとデニーズはアカプルコで結婚していた事実を掴みます。二人はまだ離婚していなかったので、エドウィンとジェシカ、デニーズとカーティスの結婚は成立していませんでした。これでジェシカの証言が有効になり、事件の解決の道が開けました。
ベンソンとステーブラーはダニエルの雇い主に車を調べる許可をもらっていましたが、工具箱を調べる事までは確認していませんでした。鍵が開いていたので中を開けて盗品を見つけ、ダニエルを逮捕しますが、これは違法なので工具箱は証拠として使えないと検察に言い渡されます。工具箱やブレスレットについていた指紋から真犯人が特定されてきますが、操作手順を踏む事の大切さがここでも指摘されていました。
マンチは陪審義務のために法廷に行かねばならず、クレイゲンがフィンと組んで現場の聞き込みに出ていました。法廷が職場のマンチでも、陪審員は苦手なのかな?ちょっと憂鬱そうでした。
実は詐欺師だったエドウィンを演じていたのは「Happy Days」でリーゼントに革ジャン姿のバイク野朗フォンジー役としてブレイクしたHenry Winkler。「Third Watch」のS5でボスコレリ家のゴタゴタに絡んでくる弁護士マーティンとしてゲスト出演していました。

#21 Denial

「母と娘の愛憎」

 

パーティー会場で女性がレイプされ倒れていた。犯人は窓から逃げたらしい。被害者の女性はヘロイン中毒者で、財布の中に白骨化した指を入れていた。身元を調べると彼女yは29歳のクレア・リナート。祖母ローズが身元引受人となった。
クレアはレイプした犯人の事を覚えておらず、ドラッグはパーティに来た男にもらった、骨は拾ってお守りにしたと話す。ローズの話ではクレアは母親のグレーズと仲が悪く、喧嘩が絶えないとのことだった。グレースに事情聴取すると、あの子は問題児だと言い娘がレイプされても関心を示さなかった。
犯人を見た男の証言などから犯人の身元が判明し逮捕される。だが骨を分析すると、骨は10〜12年前に切り取られた白人の幼児のものとわかり、DNAがクレアと一致した。クレアは妹のリサの骨だと自白する。
13歳だったクレアは妹のリサの面倒を見ていたが、グレースはリサの泣き声が嫌いだった。リサが泣き止まないのでグレースはリサを殴って殺し、遺体を寝室のクロゼットに隠した。
SVUはクレアの自白をもとにグレースの家を捜索しようとしたがグレースに拒否される。翌日捜索を承諾されるが、グレースはその晩リサの白骨を捨てに行ったところで逮捕された。
取調べに対しグレースは、リサと父親が違うクレアは、リサが可愛がられる事にやきもちを焼いてリサを殺した。クレアをかばうために遺体を隠したとクレアとはまったく別の証言をする。SVUはクレアの証言を信じていたが、ジャンキーの証言に信憑性がなかった。
グレースの罪状認否で、アレックスがグレースに対し第二級謀殺罪での起訴を申し立てると、判事にクレアも起訴すべきだと咎められる。フィンはクレアを逮捕するが、ローズはクレアは人を殺さないと訴える。
クレアが召喚されるが法廷に姿を見せないため、フィンがジャンキーのたまり場所を探しに行くとクレアが倒れていた。クレアはリサを殺していないと主張、母親が殺し、自分が脅されたことを祖母に話したと証言する。
グレースは第一子アンソニーも早くに亡くしていた。SVUはアンソニーの墓を掘り返して死因を調べるがはっきりしなかった。そこでグレースとローズを対面させ、真実を聞きだすことにした。ローズは刑務所でグレースの顔を見るなり、観念しろと説得にかかる。グレースは相手の男を繋ぎとめるために出産したものの子育てが嫌で、アンソニーに毛布をかぶせて窒息死させ、リサも殴って殺したのだった。ローズが娘の殺人を隠したのは母としての配慮だった。グレースは殺人罪、ローズは殺人の隠蔽で逮捕される。
レイプの被害者はヘロイン中毒者のクレア。彼女や周りの者の証言から犯人はすぐに捕まりますが、クレアの持っていた幼児の指が誰のものか、新たな捜査が始まります。
クレアは指は母親グレースの手で殺されたリサのもので、自分はリサの死の苦しみをずっと抱えてきたと説明します。一方グレースは娘は問題児で変な子だと全然相手にしようとしません。だが自宅捜査の話が浮上すると、慌ててグレースはリサの遺体を処分したために逮捕されます。
グレースはクレアがリサを殺したと主張。クレアの説明と完全に食い違っています。フィンはクレアに手を焼きながらも彼女の訴えを信じ、アレックスもグレースのみを起訴しようとしますが、そこで担当判事がなぜクレアを起訴しないのかとアレックスを問い詰めます。アレックスは判事が自分の職権を侵してくるのが許せないと不服を述べたために拘留され、ドネリーに保釈してもらいます。そしてドネリーにクレアも起訴するよう説得され、アレックスは仕方なくクレアに逮捕するよう求めました。
アンソニーを産んだグレースは子育てが嫌で、アンソニーを窒息死させてしまいました。それを母親のローズはうまく隠し事故死のように見せかけます。続いてグレースはクレアを産みますが、彼女の面倒もろくに見ていなかったのでしょう。クレアは非行に走ります。そんな時クレアの生きる励みになったのが妹のリサが生まれたこと。クレアはリサをとても可愛がります。しかしまたグレースがイライラしてリサを殺してしまったために、クレアは大きなショックを受けました。非行を繰り返したりドラッグに溺れたりするクレア。クレアの面倒はローズが見ることになります。
苦しみ続けヘロインを断ち切れなくなったクレアを、元麻薬課のフィンは励まし支えます。「変なポニーテール、ポン引きみたい。」といきなり嫌味を言われつつもフィンはクレアの話をじっくりと聞き、ジャンキーの苦しみを理解しようとします。ジャンキーの溜り場のホテルに近づかないように注意し、ヘロインを摂取していなかったクレアの姿にほっとしていたら、彼女に逮捕状が出たことを知らされやむなく逮捕。保釈されたクレアが姿を消したと知ってすぐに溜り場のホテルを探します。ヘロインを過剰摂取しかけたクレアを見つけて目を覚まさせ病院へ送り、クレアから彼女がグレースの殺人の件をローズに話していたことを聞き取ります。
クレアの証言からローズとグレースを対面させたことにより、ついに全てをローズが自白。グレースによる殺人だと明らかになります。フィンは遺体の復元の際に作られたリサの写真を額に入れてリサにプレゼント。どんな薬よりも彼女を元気にさせてくれる事でしょう。そしてリハビリ施設を紹介し、クレアの再起を願うのでした。
#22 Competence

「母親の資格」

レベッカ・トリバーが娘のケイティーがレイプされ妊娠したとSVUに相談に来る。ケイティーは22歳だがダウン症で、気分が悪いと訴えるものの、どのようにレイプされたか全く自覚がなかった。ケイティーは週5日成人デイケアセンターに通い、3日間はスーパーマーケットで簡単な仕事を行っていた。センターの所長のスコットは、レベッカがケイティーに過保護で何もさせようとせず、ケイティーはセンターでの性教育の授業を受けていなかったと話す。
ケイティーはベンソンとステーブラーの事情聴取に、センターに通うダニーと親しくしており、バスの運転手にペンダントを取られ触られたと話す。センターの送迎バスを運転するレイの自宅を捜索すると、ケイティのペンダントが見つかる。レイは老人ホームでの窃盗歴があり、取調べに対し知的障害者をバカにする態度を取り続けていたが、彼自身はパイプカットしておりケイティーを妊娠させることは不可能だった。
続いてセンターを辞めたジョーからセンターで妊娠騒動があったことを聞き出し、スコットは昨年17歳の少女が妊娠し、相手がセンターの男子生徒だったため、男女交際を教えるようになったと説明する。ステーブラーはレベッカにケイティーがDrファンと話をするように説得、レベッカはなかなか同意しなかったが、ファンとアレックスが立ち会う中で、ケイティーはダニーとキスしたから赤ちゃんのパパはダニーだと話し始める。
レベッカはケイティーを中絶させようと病院に連れて行き、SVUは同時に胎児のDNA鑑定を依頼する。だがスコットが中絶はケイティーの意思で行うべきだと中絶の差し止めを要求してくる。ケイティーは帰宅した後ダニーと一緒に姿を消す。
ダニーとケイティーは新居を見つけ、出産準備をしていた。ケイティーはダニーと結婚すると言い出す。ダニーは尋問に対し、ケイティーとセックスはしていない。だがケイティーはスーパーの店長とエクササイズをして、アイスやキャンディーをもらっていたと話す。フィンとマンチが店長のチェイニーを尋問すると、チェイニーは職業訓練のためのエクササイズで、ケイティーは空想と現実が混乱していると容疑を認めようとしない。続いてレベッカがケイティーの育児能力を鑑定して欲しいと訴え、アレックスらは召喚状を受け取る。
弁護士の鋭い追求の中で、アレックスやファンはケイティーの能力を高く評価する。しかしケイティーが証言台に立つと返答に悩み泣き出してしまい、レベッカはケイティーを追求した事を後悔する。
胎児のDNA鑑定の結果が出て、父親はチェイニーだったことが明らかになる。ケイティーの証言から、チェイニーは何人もの従業員をレイプし、子供を産ませていたことがわかった。
レイプの被害者ケイティーはIQ55のダウン症の女性。年老いた母レベッカが大切に育てているものの、ケイティーのことを心配するあまり、つい束縛してしまいます。困ったことが起きてもママに怒られるからとケイティは話ができず、ペンダントが取られたことも黙っていました。レベッカはケイティが性教育を受けることを拒み、赤ちゃんはキスしたら産まれると教えていたので、ケイティーは赤ちゃんのパパはダニーだと信じていました。ダニーは自分が父親でないことはわかっていても、ケイティーのことを愛おしく重い、結婚して自分が父親になる決意をします。新居を探し、オムツを買い揃え、ケイティーにスープの作り方を教え・・・ケイティーが子供を産みたいと言いだし、ダニーも決意を固めていると、レイプ事件の捜査としてケイティーにかかわりだしたSVUも、ケイティーの中絶に懐疑的になってしまいます。
レベッカは自分がダウン症の子供を持ったことで夫と離婚し、苦労しながらここまでレベッカを育ててきました。ケイティーからダウン症の子供が産まれる確率は50%、とてもケイティーに子育ては無理だと中絶を願います。そのために法廷に持ち込まれたケイティーの育児能力の鑑定では、レベッカの弁護士は容赦なく追求してきます。でも誰も子育ての仕方を教えていないのに、ケイティーが子育てについて答えられるわけがありません。レベッカは娘を苦しめてしまったことに気づきます。
知的障害者をどうせ理解できていないからと付け狙う人たち。運転手のレイは障害者をバカ者呼ばわりして「つい口が滑った。」とごまかしたため、ステーブラーは腹を立ててレイの椅子を蹴飛ばし「つい足が滑った。」と仕返しします。そして障害者を雇ってはレイプしていたチェイニー、これから多額の養育費を払い続けることになるのでしょう。
レベッカ役のLois Smithは数多くの舞台や映画、ドラマに出演している大ベテランの女優で、最近では「ER」でサマンサの祖母役で登場しています。ダニー役のJames Badge Daleは「24」のS3にジャックの部下の捜査官として活躍したチェイス・エドモンズ役が印象的でした。

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