昨年(2005年)、世界は、最初のフロリデーションが導入されてから

60周年を迎えました。その記念の一環として米国歯科医師会は、

フロリデーションに関する最新の情報を提供するために「フロリデー

ション・ファクツ(2005年版)」を発行しました。

 また昨年7月には、米国シカゴ市で開催された「水道水フロリデー

ション60周年祝賀シンポジウム」に日本からも歯科学生とその引率

者18名が出席しました。これら歯科学生が出席するに当たっては、

日本国内の有志が寄付を行ったと聞きます。学生らが自身のため

に研修することはもちろんですが、今後の日本におけるフロリデー

ションの導入と将来の普及のために、かれらに活躍してもらいたい

という期待を込めたものであったようです。

 この期待は、早速報われました。この「フロリデーション・ファクツ

(2005年版)」*が、これら学生とその引率者によって、直ちに日本語に

翻訳され、1年経たないうちに出版される運びとなりました。おかげで、われわれは、フロリデーション

に関する貴重な情報に、容易に接することができるようになったのです。

 この数年間、わが国では、水道水フロリデーション実現へのチャレンジが行われています。フロリデ

ーションの実現は、専門家だけがその知識を占有することなく、地域住民がその情報をを共有すること

によって、より確実なものになって行くでしょう。そのためにも、この冊子の発行は時宣を得たものであ

り、広く読まれ、活用されることが期待されます。質問-回答形式のこの冊子は、非常に読みやすく、

冒頭から順次読むのも良いし、必要なところから読むのも良いでしょう。学生の教科書としてはもとよ

り、フロリデーションをはじめとするフッ化物の公衆衛生的な利用に関わる方々には、必携の文献とし

てお勧めします。

*日本むし歯予防フッ素推進会議編:フロリデーション・ファクツ2005-正しい科学に基づく水道水フッ化

物濃度調整-、口腔保険協会、2006年3月発行(本体1,200円+税)



No.109 韓国で上水道フッ素添加された都市が急増中
−フッ素添加された水の給水人工が300万人以上に−
No.111 水道水フッ素化@ −フッ素によるむし歯予防のはじまり
No.112 水道水フッ素化A −自然の観察から自然の模倣へ
No.113 水道水フッ素化B −研究調査から世界的な普及へ
No.114 水道水フッ化物添加を支援する 「名古屋宣言 Nagoya Declaration」
No.115 −健康長寿をめざして− 水道水フッ化物応用シンポジウム久米島で開催される
No.116 水道水へのフッ化物添加(フロリデーション)による成人のう触予防
No.117 乳歯のむし歯予防とフロリデーション
No.119 バーゼル市(スイス)水道水フッ化物添加から食塩へのフッ化物添加へ
No.121 オーストラリアにおける水道水フッ化物添加の経験
No.122 フロリデーションとリスクコミュニケーション
No.123 園児は上手にフッ化物洗口をしてます
No.124 日本におけるフッ化物洗口の実施人数およそ75万人
No.125 全身応用と局所応用の複合効果
No.126 WHO最近のレポートから
No.127 「フロリデーション・ファクツ2005」の発刊

HOME 入会 フロリデーション プロモーション 関係資料の紹介
連絡先/事務局:〒951-8514 新潟市学校町通り2番町5274番地
新潟大学大学院医歯学総合研究科口腔保健推進学分野
子供の歯を守る会事務局代表・副実行委員長 葭原明弘