日本では1980年代から減りつつあり、12歳児

のむし歯数の平均は、1986年の4.58から2005

年には1.82まで約60%減少しています

(文部科学省の調査)。

 こういう時期であっても、地域ベースのフッ化物

洗口は、今なお有効なのでしょうか?

 1986年から保育園、小学校、中学校において

フッ化物洗口が導入されている地域の中学校の

むし歯の変化と、全国的なむし歯の減り方とを比

較してみました。

1986-89年には、両者の間にはほとんど差があ

りませんでしたが、90年代になると、その差が

明らかになってきました。1986年度と2005年度

のむし歯の減少率は、全国的に60.3%でしたが

、フッ化物洗口を行ってきた地域ではそれを上

回る89.4%であり、その差は29.1ポイントありま

した

 フッ化物洗口を行ってきた地域では、「健康日本

21」の目標値の一つ「12歳児平均DMF歯数1以下

」がすでに達成されていますが、全国的にはまだ

達成されていません。(2005年現在)。

 こうしたことから、地域ベースのフッ化物洗口は

、むし歯予防になお有効であるということが示され

ました。

参考:「地域ベースのフッ化物洗口プログラムの評価」小児歯科学雑誌45巻2号231頁(2007年)



No.109 韓国で上水道フッ素添加された都市が急増中
  −フッ素添加された水の給水人工が300万人以上に−
No.111 水道水フッ素化@ −フッ素によるむし歯予防のはじまり
No.112 水道水フッ素化A −自然の観察から自然の模倣へ
No.113 水道水フッ素化B −研究調査から世界的な普及へ
No.114 水道水フッ化物添加を支援する 「名古屋宣言 Nagoya Declaration」
No.115 −健康長寿をめざして− 水道水フッ化物応用シンポジウム久米島で開催される
No.116 水道水へのフッ化物添加(フロリデーション)による成人のう触予防
No.117 乳歯のむし歯予防とフロリデーション
No.119 バーゼル市(スイス)水道水フッ化物添加から食塩へのフッ化物添加へ
No.121 オーストラリアにおける水道水フッ化物添加の経験
No.122 フロリデーションとリスクコミュニケーション
No.123 園児は上手にフッ化物洗口をしてます
No.124 日本におけるフッ化物洗口の実施人数およそ75万人
No.125 全身応用と局所応用の複合効果
No.126 WHO最近のレポートから
No.127 「フロリデーション・ファクツ2005」の発刊
No.128 社会的な公正を支えるフロリデーション
No.129 フロリデーションの砂糖消費に与えるむし歯予防効果
No.130 4-5歳児、週5回のフッ化物洗口とフッ化物錠剤

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