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フッ化物歯面塗布(フッ素塗布)は、永久歯および乳歯の両者に対するむし歯予防に用いられる専
門的なフッ化物応用です。
海外では、永久歯を対象とした報告が多く見られますが、日本の場合、地域歯科保健における
乳歯むし歯対策の一つとして、幼児を対象にフッ素塗布が広く用いられており、報告も乳歯を対象
としたものが比較的多く見られます。
フッ素塗布の術式とそれによる普及の程度
フッ素塗布の術式としては、綿球による塗布や既製トレーを用いた方法があります。こうした術式
は、どちらかといえば永久歯に対して有用なものかも知れませんが、低年齢児の乳歯に対しては歯
ブラシにフッ化物のゼリー・タイプを付けて用いる「歯ブラシ法」がより有用でしょう。
実際のところ、公的な施策として継続的なフッ素塗布を実施している市町村数と、そこで用いられ
る術式の割合を調べた報告*1
によれば、有効な回答(1,228市町村)のうち、「歯ブラシ法」を用い
ている市町村は46.7%を占めていました。それに次いで綿球法が42.2%、既製トレー法は
1.6%にしか過ぎませんでした。
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フッ素塗布の効果
地域歯科保健事業におけるフッ素塗布の
効果(乳歯むし歯に関する効果)を見ますと、
フッ素塗布を受けた場合に比べて、受けな
かった場合はむし歯の増加が約3倍あり
ました。
地域歯科保健事業における「歯ブラシ法」
によるフッ素塗布は、水道水フロリデーショ
ンの代替方法として推薦される方法の一つ
です。 |
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*1 フッ化物応用による歯科疾患の予防技術評価に関する総合的研究、平成17年度(厚生労働
科学研究)地方自治体におけるフッ化物利用に関する実態調査報告書、アンケート調査、単発
的なイベント事業は除いてある。
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