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フッ化物は岩石、土、淡水、海水などに含まれる自然の物質です。飲料水中におけるむし歯予防
の最適なレベルは、0.7から1.2ppmまでの範囲にあります。
地域によっては、水道水中に最適なレベルのフッ化物が自然に含まれている場合があります。
同じように、地域の水道水のフッ化物レベルを最適に調整することによって、むし歯を予防すること
(フロリデーション)ができます。これまでにおよそ60ヵ国、4億500万人以上の人がフロリデーション
による恩恵を受け、歯と口の健康を改善してきました。
フッ化物配合歯磨剤が普及し、フッ化物洗口およびフッ化物歯面塗布が行われていても、フロリ
デーションは、子供のむし歯で18〜40%、大人のむし歯であれば35%まで減少させることが示さ
れています。
子供の歯を守ることから成人および高齢者の歯まで守る「生涯にわたる歯の健康」のために、フ
ロリデーションこそ優先的に選択されるべき方法であることが益々明らかになっています。
日本では現在フロリデーションを実施している地域はありません。しかし、地域の指導者の中には、
フロリデーションが地域全体のために役に立つと分かるひとが現れてきました。
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新潟県は、12歳児のむし歯が全国一少ない県で
あり、その大きな理由としてフッ化物洗口の普及が
指摘されています。新潟県では、フッ化物の局所応
用が普及していますが、その当初に請願されていた
のは、全身応用としてのフロリデーションでした。
当時、フロリデーションは「時期尚早」とされ、その
代替としてフッ化物洗口の普及が促進されてきまし
た。子供たちにフッ化物洗口の成果が示されたいま
こそ、初心に戻って全ての年齢者に効果のあるフロ
リデーションの導入を検討してみるべきときではない
でしょうか。
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水道のフロリデーションによるむし歯予防効果(日本)
*原著より引用・改訂 |
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*美濃口 玄:山科地区上水道弗素化11ヵ年の成績ならびに上水道弗素化をめぐる諸問題、
京大口科紀要、4巻55-124、1964年。
(実際は0.6ppmで実施、もう少し高い濃度、0.7〜1.2ppmで実施されていたならば、さらに高い効果が得られていたと思われます)
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